マルチ対応・物理演算サンドボックス『ウォブリーライフ』ついに正式リリース。ふにゃふにゃ動作のお仕事ゲーム、「宇宙エリア」追加アプデで大賑わい

『Wobbly Life(ウォブリーライフ)』が9月19日に正式リリースを迎えた。

パブリッシャーのTeyon JapanとデベロッパーのRubberBandGamesは9月19日、『Wobbly Life(ウォブリーライフ)』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox Oneで、PS4/PS5向けには10月30日発売予定だ。PC/Xbox Game Pass向けにも提供されており、ゲーム内は日本語表示に対応している。今回配信されたバージョン1.0では、新たなエリアとして「宇宙」が追加されている。

『Wobbly Life』はオープンワールド・お仕事体験サンドボックスゲームだ。画面分割およびオンラインでの協力プレイに対応。Nintendo Switch/PS4版では2人まで、PC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One版では最大4人まで同時にプレイ可能。本作の主人公は働かずにおばあちゃんの家で暮らしていたが、とうとう家を追い出されてしまう。プレイヤーはいろんな仕事をしてお金を貯めつつ、洋服や家を買ったり世界を探検したりして、気ままに生活を送る。

本作には物理演算が採用されており、キャラクターはふにゃふにゃとした独特な動きをする。メインアクションとして物をつかんだり乗り物を運転したりすることができ、こうした動作を活用して仕事をこなしていく。

仕事は数十種類用意されており、その内容はさまざま。たとえばピザの配達の仕事なら、ピザを荷台に乗せて車を運転し、配達先にお届けする。消防士の仕事なら、ホースをつかんで水をまいて火を消すといった調子である。仕事でお金が貯まれば、洋服や車、家などを購入して、ライフスタイルをアップグレードできる。

また本作にはストーリーミッションが存在。ミッションではUFOらしき物体を追ったり、奇妙な生き物の秘密を解き明かしたりと、ふつうのお仕事とは一味違う冒険を楽しむことが可能。ミッションを達成すれば特別な報酬が入手できる。また宝探しをして博物館に寄贈したり、レースをしたりといったアクティビティも用意されている。そうして気のおもむくままに、島での自由な暮らしを楽しむのだ。

本作はSteamにて2020年に早期アクセスが開始された。開発元のRubberBandGamesはイギリスに拠点を置く独立系の小規模スタジオで、本作が初作品。早期アクセス開始当初は必ずしも注目度が高かったというわけではなく、Steamでの同時接続プレイヤー数は100人前後と、それほどプレイヤー数は多くなかった(SteamDB)。

しかしコミカルな世界観や“ゆるい”ゲームプレイなどが好評を博し、本作は日を追うごとにプレイヤーベースを拡大させた。今年5月時点で200万本以上を売り上げ、Steamユーザーレビューでは約2万6600件中97%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。人気・評価ともに高いヒット作となった。

そんな『Wobbly Life』が約5年の早期アクセス期間を経てついに正式リリースされ、さらにプレイヤー数を伸ばしている。Steam版ではこれまでの最高同時接続プレイヤー数を更新し、ピーク時に約8450人を記録する賑わいを見せている。

今回リリースされたバージョン1.0では、新たなエリアとして宇宙が追加。もともとのウォブリーアイランドの2倍の広さを有するという、広大な新マップが実装された。宇宙空間は超低重力のため、ふわふわと飛びまわったり、宇宙船で航行したりすることが可能。宇宙ステーションで買い物したり、未知の宇宙を探検したりして楽しむことができる。

ただし宇宙では専用通貨としてスペースドルが流通しており、地上のお金は使えない。アストロ鉱山の採掘や遭難宇宙船の救助など、新たに追加された仕事をおこない、一から稼ぎなおすのだ。また新ミッションやシークレットなども追加され、さらに水のグラフィックの向上や細かなブラッシュアップなどの調整も多数実施。本作史上最大規模のアップデートとなっているとのことだ。追加・調整内容は多岐に渡るため、詳細については公式パッチノートを参照してほしい。

『Wobbly Life(ウォブリーライフ)』はPC(Steam/Microsoft Store)/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。PS4/PS5向けには10月30日発売予定だ。PC/Xbox Game Pass向けにも配信されており、ゲーム内は日本語表示に対応している。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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