どうぶつ釣りゲーム『WEBFISHING』の「作り込み抜群ギター演奏」が人気沸騰中。ゆるかわ技巧バーチャルアコギで有名曲が続々本格カバーされる

デベロッパーのlamedeveloperより10月12日、PC(Steam)向けにリリースされた『WEBFISHING』。本作は配信開始後より心地よいゲームプレイに癒されると人気を博し、多くのプレイヤーが集まる賑わいを見せている。

デベロッパーのlamedeveloperより10月12日、PC(Steam)向けにリリースされた『WEBFISHING』。本作は配信開始後より心地よいゲームプレイに癒されると人気を博し、多くのプレイヤーが集まる賑わいを見せている。なかでも、釣り以外の要素としてギターを演奏できる点が好評であるようだ。ゲーム内にて実在する人気曲のハイクオリティなカバーを披露するユーザーも出現し、SNS上で注目が寄せられている。海外メディアPolygonが報じている。

『WEBFISHING』は、マルチプレイ対応のフィッシングゲームだ。プレイヤーはキャンプ場に集まったどうぶつの一員となって、釣りを中心にさまざまなアクティビティに参加することになる。本作では、チャット機能などを活用することにより見知らぬ人ともオンライン上で交流できる点が特徴的だ。他プレイヤーと会話しながら、まったりと釣りに興じることができる。そのほかにもスクラッチでギャンブルをしたり、地面に落書きをしたりといった多彩な遊び方が存在。自由なプレイスタイルで楽しめることが魅力の作品となっている。


そのような要素の一環として、本作ではギターを演奏することができる。本作のギターはとても精巧に作られており、弦を一本ずつ弾いたり、あるいは複数の弦を同時に鳴らしたり、コード譜を保存したりといったことが可能だ。そこで本作におけるギター演奏の腕を磨いた一部のプレイヤーが、ギターによる実在する有名曲の本格的なアコースティックカバーをゲーム内にて披露し、その様子をSNSに投稿。たとえばイギリスのRadioheadやアメリカのGreen Dayといった人気ロックバンドの曲がカバーされており、SNS上で注目を集めている。

https://twitter.com/_sleepyhyena/status/1846842855819825304?s=61


また、アメリカのポップ・ロック・バンドであるBlink-182の大ヒット曲「I Miss You」の演奏に挑んだユーザーは、再現度を高めるために4つの異なるパートをそれぞれ分けて収録。きわめて技巧的なパフォーマンスを披露している。さらに、MIDIオーディオファイルを用いて、ゲーム内のUIを通さずにギターの音色を再現できるソフトウェアを開発するユーザーまで現れている。


昨今では『The Last of Us Part II』や『ファイナルファンタジーVII リバース』など、細かく演奏できるゲーム内楽器が用意される例も増えている(関連記事1関連記事2)。小規模開発と見られる『WEBFISHING』でも、そうした先例を参考にしっかりとしたギター演奏要素が用意されたのかもしれない。可愛らしいビジュアルでまったり釣りや交流ができるメインのゲームプレイとは裏腹に、やたらと細やかに作り込まれたギターも多くのプレイヤーを魅了しているようだ。ミニゲームのひとつながらもしっかりと奏でられることから、ついついほかの要素そっちのけでやり込みたくなる魅力があるのだろう。

なお『WEBFISHING』は、本稿執筆時点のSteamユーザーレビューで約9000件のうち98%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。また、Steamでの同時接続プレイヤー数は直近1週間ほどで連日1万人台を記録し、ピーク時にはおよそ2万2700人にまで達した(SteamDB)。さまざまな楽しみ方ができる本作であるからこそ、今後もさらなる盛り上がりが期待できそうだ。

『WEBFISHING』は、PC(Steam)向けに580円で配信中。

Niki Jinnouchi
Niki Jinnouchi

RPGやシミュレーションゲームをよく遊びます。一人でまったりプレイするのが好きです。

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