“レベルアップしない”ローグライクアクション『万年レベル1プレイヤー』発表。レベル1のまま妙に強くなる、スタイリッシュ剣戟モンスター討伐
Tripearl Gamesは7月23日、『万年レベル1プレイヤー』を発表、2026年にリリース予定とした。本作は同名のWeb漫画を原作としたローグライクアクションゲームだ。

デベロッパーのTripearl Gamesは7月23日、ローグライクアクションゲーム『万年レベル1プレイヤー(The Player Who Can’t Level Up)』を発表した。本作は2026年のリリースを予定している。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|Sで、ゲーム内は日本語表示に対応する。
『万年レベル1プレイヤー』はGaVinGe氏による同名のWeb漫画作品を原作としたローグライクアクションゲームだ。漫画「万年レベル1プレイヤー」の舞台は、モンスターがゲートからあふれ、人間の生活を脅かすようになった世界だ。
同作の世界では、超人的な能力に目覚めたごく少数の人々を「プレイヤー」と呼び、今や「プレイヤー」は英雄的存在となっていた。主人公の金倉圭(キム・ギギュ)は、ある日プレイヤーの資格を手に入れるものの、どれだけチュートリアルをクリアしても、毎日ゴブリンを倒し、5年が経ってもレベル1のまま。そんな生活を送る中、ピンチを契機に突如謎の能力に目覚めた圭の物語が描かれる。

『万年レベル1プレイヤー』では、ゲームプレイヤーは圭(ギギュ)として戦闘をおこなう。ギギュはレベルアップができないため、ゲーム内でも経験値が獲得できず、本人のレベルアップ要素はないようだ。代わりにエゴの欠片を集めることで、パーク型の能力を獲得する。ストアページでは、提示された3種のうちからエゴの欠片を選択する様子がうかがえる。「モンスターを倒した際に電撃が流れる」「体力が0になると、手持ちのエゴの欠片がなくなる代わりに、体力を即時一定割合回復する」というような効果が確認でき、この強化要素がビルド設計としてプレイスタイルを決定づけるようだ。加えて祝福(Blessings)と呼ばれるランダムな強化もある模様。
またアクションとしては、剣戟をメインとしたスタイリッシュな戦闘が特徴。通常攻撃のほか、バーサーク攻撃や覚醒攻撃といった種々の攻撃手段が用意されているようで、アクションの使い分けも重要になるのだろう。そして本作では、原作者との協力のもと、漫画「万年レベル1プレイヤー」とは異なった新しい物語が描かれるという。ギギュが挑む塔の先には何があるのか、原作読者にも目の離せない展開となりそうだ。

本作を手がけるTripearl Gamesは、2021年に設立された、韓国に拠点を置くインディーゲームスタジオ。新興スタジオながら、スタッフはゲーム業界歴が平均20年というベテランが揃っているという。具体的には『ブレイドアンドソウル』シリーズや『Little Devil Inside』、『MU Legend』の開発に携わってきたとのことで、3Dグラフィックを活かしたアクションの描写はスタッフが得意とするところのようだ。
なお詳細のゲームプレイ映像や開発に関する裏話、体験版も後ほど公開されるという。続報にも期待したい。