大型ハードコアアクションRPG『The First Berserker: Khazan』すぐさま人気急上昇、評判も良い。強敵相手で“詰みにくい”、快適高難度バトル
セガ/NEXONは3月28日、アクションRPG『The First Berserker: Khazan』をリリースした。さっそく人気を博しており、高難度でありつつ快適に攻略できる作りが好評のようだ。

セガ/NEXONは3月28日、Neopleが手がける『The First Berserker: Khazan』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。ゲーム内は日本語表示・日本語音声に対応している。本作はリリース直後から好調なスタートを切っている。
『The First Berserker: Khazan』は、三人称視点のアクションRPGである。いわゆるソウルライクと呼ばれるゲームに近いが、ゲーム難度は設定可能。歯ごたえを求めるプレイヤーも、アクションが苦手なプレイヤーも楽しめるものとなっている。主人公は反逆の濡れ衣を着せられ、過酷な拷問を受けた後にかろうじて生き長らえた大将軍カザン。プレイヤーはカザンとして、自身を陥れた元凶を暴き、復讐を遂げるための壮絶な旅に出ることになる。
戦闘は基本的に、「攻撃・回避・ガード」の3種のアクションで成り立っている。敵の動きを見極めてこれらのアクションを繰り出していくが、どれも「気力」を消費してしまう。気力が尽きてしまうと一時的に移動以外の行動が取れなくなるばかりか、敵の攻撃によるダメージも増加する危険な状態になるため、いったん間合いの外に出るなどして気力の残量に気を配りながら戦う必要がある。
気力が少ない場合でも「ジャストガード」や「ジャスト回避」をはじめとした高等テクニックや、スキルの使用、攻撃を当てるたびに溜まっていく「闘志」を使った攻撃など、気力の回復を待つ以外にもプレイヤーがとれる行動はいくつも存在する。これらを駆使すればより洗練された戦い方もできるだろう。
また、カザンは戦闘で得られる「ラクリーマ」と呼ばれる経験値を使って能力値を強化可能。さらに「熟練レベル」の上昇で得られるスキルポイントを自由に振り分けて武器のスキルを解放して強くなることもできる。武器は、手数に優れた刀斧、一撃の威力に秀でた大剣、長い間合いで戦える槍の3種類あるが、スキルポイントの振り分けは好きなだけやり直せるため、いろいろな戦闘スタイルを試すことが可能だ。装備の重さの概念もあり、能力値によって装備可能重量も変わってくる。武器とスキルによる戦闘スタイルも考慮しつつ、重装備のパワータイプを目指したり、機動力を重視したりと、好みに合わせた成長が楽しめるというわけだ。


ちなみに、カザンがやられてしまうとラクリーマをその場に落としてしまい、それを回収することなくもう一度やられてしまうとラクリーマを失ってしまうシステムになっている。しかし、ボス戦に限っては事情が異なる。ボス戦でやられた場合は逆に、ラクリーマを獲得することができるのだ。何度も繰り返しボスに挑戦し、その度にやられてしまうといった場合でも、いったん諦めてレベル上げなどをする必要はない。ボスに挑戦することそれ自体がレベル上げにつながるため、高難度バトルに苦戦しても、行き詰まりにくい設計だろう。
そんな本作はリリースからさっそく好評を博しており、Steamの同時接続プレイヤー数は2万人に迫る勢いを見せている(SteamDB)。Steamユーザーレビューも好調で、本稿執筆時点で約2400件、そのうち94%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。レビューには高難度のバトルを楽しんでいる声が多く、敵の強さに負けないほどの強さを発揮できるバトルアクションの爽快感や、ボス戦に負けた際のラクリーマ獲得のようなシステム面が、特に高く評価されている。中には、人間タイプの場合は敵にも気力の概念があるという公平さに好感を抱いている感想も見られた。


ゲームプレイを高く評価する声が多い一方で、Unreal Engineを用いて作られた3Dとセルアニメ調が融合したグラフィックや、ハクスラ要素も本作の持ち味。歩き回って探索し、世界観を味わうのも一興だろう。なお本作ではMORPG『アラド戦記』の約800年前にあたる世界観が描かれている。同作を知らずとも問題はないものの、知っていればより楽しめる要素もあるようだ。
『The First Berserker: Khazan』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。各プラットフォームのいずれでも、STANDARD EDITIONは税込8580円、DELUXE EDITIONは税込1万120円で購入可能だ。ゲーム内は日本語表示・日本語音声に対応している。