『The Elder Scrolls Online』公式が「実際にサーバーに使われていた“メモリ”」をバラして売り始める、2000個限定。メモリなのに妙に豪華

Bethesda作品の公式ストアにてコンピューターのメモリを販売。『The Elder Scrolls Online』の運営にて実際に使われたものとのことで、限定2000個の記念アイテムとして販売している。

Bethesdaは4月15日、Bethesda作品の公式ストアにてコンピューターの「メモリ」を販売開始した。このメモリは『The Elder Scrolls Online』の初期のサーバーに使われていたもののようだ。昨年迎えた本作の10周年を記念した商品だという。

『The Elder Scrolls Online』は、『The Elder Scrolls』(以下、『TES』)シリーズを題材としたMMORPG。対応プラットフォームはPC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S。国内PC向けには、DMM Gamesが2016年からサービス提供している。本作は『TES』らしい要素をふんだんに備えており、自由度の高さや膨大なクエスト数、フレーバーテキストの豊富さなどが特徴。一方で、MMORPGとして最適化された設計がさまざま盛り込まれた作品となっている。

ZeniMax Online Studiosが開発を手がける本作は2014年4月4日にリリースされ、昨年で10周年を迎えた。15か月にわたるという10周年記念イベントがスタートし、ゲーム内アクティビティや各国での対面イベントなど、さまざまな催しがおこなわれてきた。そして今回、Bethesda作品の公式ストアOfficial Bethesda Gear Storeにて、コンピューターの「メモリ」が登場した。このメモリは、実際に『The Elder Scrolls Online』の初期のサーバーに使われていたものだという。全世界2000個の限定生産商品として販売中だ。

メモリの表面にはシリアルナンバー入りのホログラムステッカーが貼られており、2000個限定生産であることが強調されている。また、金メッキ加工が施された大きな記念プレートが付属。メモリよりもこちらが本体と思えるほど、かなり豪勢な見た目だ。さらに、特製の木製ケースに入れられている。こちらにも本作のロゴと10周年記念の紋章が刻まれているようだ。価格は110ドルとなっており、日本円にすると本稿執筆時点のレートで約1万5600円。7月中の出荷に向けて、現在公式ストアで予約注文を受け付けている。

なお、サーバーで長く使われていたこのメモリが現在も動作するかは不明だ。今回販売されているメモリはピン数や切り欠きの位置から判断するに、DDR3規格のメモリとみられる。2025年現在では、DDR5メモリが主流となってきている。未だ現役で活躍するDDR4メモリについてもだいぶ価格が下がっており、徐々に世代交代の兆しが見えている状況。メモリには世代間の互換性がないため、さらに古いDDR3メモリとなると、動作させられるマシンを所有するユーザーも限られてくるだろう。古いメモリとしては価格も割高。あくまでも記念品ということだ。

2000個のうちすでにどれほどが購入されているかは明らかになっていないが、世界中で人気を誇るMMO作品ということもあり、購入を希望するファンが殺到する可能性もあるだろう。『The Elder Scrolls Online』の歴史が文字通り“記憶”されたメモリ。本作を愛するユーザーは記念に購入を検討してみてはいかがだろうか。そして、今月ですでに11周年を迎えた本作の今後にも注目だ。

The Elder Scrolls Online』はPC/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに配信中。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

記事本文: 103