『ストリートファイター6』大型調整アプデで「立ち/しゃがみジャストパリィ」実装。ケン・豪鬼・舞弱体化、ジェイミー・リュウ強化などの個別調整もたっぷり

『ストリートファイター6』に向けて6月4日にアップデートが実施された。キャラ個別調整やシステム調整など大盛のアップデートとなっている。エレナも参戦している。

カプコンは6月4日、『ストリートファイター6』にてアップデートを実施。あわせてパッチノートを公開した。今回のアップデートではすべてのキャラクターに調整が施されたほか、共通システムにも変更が加えられている。

アップデートでは、まずジャストパリィの成立条件が変更。ジャストパリィは、ドライブパリィを押してから2F(フレーム)目までに、相手の攻撃を受け止めることで発動。発動に成功すると、硬直がなくなり即座に行動が可能。そのため、必殺技などを無傷で受け止めつつ反撃が可能になる防御手段だ。

一方で、ドライブパリィは立ち、しゃがみの姿勢に関係なく防御可能。そのため相手の空中攻撃に対する、いわゆる「対空パリィ」や、小技の刻みに対して割り込むパリィなどでジャストパリィを発動しやすくなっていた。今回の調整では、攻撃の属性に応じて立ち、しゃがみの入力も必要になった。つまり下段攻撃にはしゃがみガードをしつつパリィ、空中攻撃や上段攻撃には立ちガードしつつパリィする必要がある。偶発的なジャストパリィではなく、狙ったジャストパリィの価値を高める調整となっている。

またモダン操作については、アシストボタンの入力有無によって、ジャンプ攻撃を出し分けられるようになった。なお通常時とアシストボタン入力時にはそれぞれ「空中の相手に有効な攻撃」と「地上の相手に有効な攻撃」が割り当てられており、一様にパンチ版、キック版と分けられていない点には留意したい。

加えてアシストコンボについては、連打キャンセル可能な弱攻撃から、「↓+アシストボタン+弱攻撃」と入力することで、専用の下段攻撃始動アシストコンボが発動するようになった。アシスト弱攻撃始動のコンボでは下段技がないキャラもいたため、小技から下段攻撃の選択肢がモダン操作にも増えたかたちだ。

またこのほか共通調整としては、投げ抜け時に防御側のドライブゲージとSAゲージが増加するようになった。さらに足払い攻撃についてはパニッシュカウンター時以外に受け身が可能になったり、攻撃持続1F目のやられ判定が縮小するなどしている。

そのほかキャラクター個別調整としては、たとえば舞の花鳥扇について、ドライブパリィした際にドライブゲージがより増えるようになったり、豪鬼の鬼哭連撃や金剛灼火のガードバックが減少。ケンについても、前投げ後の距離が遠くなり、迅雷脚のドライブゲージ削りも弱体化するなど、一方的な展開を生み出すとされた一部の技について調整が加えられている。一方でジェイミーの流酔拳の最終段がSA3でキャンセルできるようになったり、リュウの昇龍拳後の状況が良くなっていたりと、強化を加えられた項目なども多数存在。詳細については、公式ページか、パッチノートを参照されたい。なお本アップデートにて、新追加キャラ「エレナ」も使用可能になっている。

『ストリートファイター6』は、PC(Steam)およびPS4/PS5/Xbox Series X|S向けに販売中だ。Nintendo Switch 2向けには6月5日にリリースされる。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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