Paradox中世ストラテジー『クルセイダーキングス Ⅲ』Steam版、新アプデでついに日本語正式対応。「平安時代」を楽しめる大型DLC登場にあわせて
Paradox Interactiveは10月29日、『Crusader Kings III(クルセイダーキングス Ⅲ)』に向けてDLC「All Under Heaven」を配信した。あわせて本作のPC版は日本語対応を果たしている。

Paradox Interactiveは10月29日、『Crusader Kings III(クルセイダーキングス Ⅲ)』に向けてDLC「All Under Heaven」を配信した。同DLCでは日本を含む東アジア地域が追加されている。またあわせてアップデートが配信され、PC版にて日本語表示への公式対応がおこなわれた。
『Crusader Kings III』(以下、CK3)は中世世界を舞台にした歴史ストラテジーゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S。本作では国や勢力ではなく、有力者の一族を操作することになる。一族の当主の視点で領地を運営しつつ、子孫を反映させて代替わりを繰り返していく。

本作の開始年代は西暦867年・1066年・1178年の3つのシナリオが存在する。プレイヤーは各シナリオに存在する無数の領主たちのなかから、好きなキャラクターを選んでプレイすることになる。また架空のキャラクターをマップの好きな位置に配置し、自分のキャラとして遊ぶことも可能である。
本作は明確な目標が設定されておらず、自由にプレイ可能。各キャラクターにはそれぞれ能力値と性格が設定されており、プレイ中にはさまざまなイベントが発生する。イベントでの選択は原則自由に可能だが、操作中のキャラの性格に反する選択肢を選ぶとキャラのストレスが溜まり、ゲームに悪影響が出ていく。ロールプレイをおこないつつ、遊びや恋愛、あるいは陰謀や不倫など、中世世界の宮廷生活を送っていくことになる。

一般的な戦略ゲームのように他国を征服していくことも可能だが、本作ではプレイ中の当主が死ぬと継承が発生。その国の継承法に従い領地が分配される。たとえば継承法が分割相続で、死んだ当主に子どもがたくさんいた場合、次の代では領地が数分の一になってしまう。また一族の跡を継げるキャラクターがそもそもいない場合は、ゲームオーバーとなることも。
本作では勢力名と一族の関係は固定されておらず、爵位の継承によって日々変化していく。小領主が突然王になることもあれば、皇帝一族が帝位を失って誰かの臣下に成り下がることもある。計画的に政略結婚と暗殺を繰り返せば、大国の継承権が手元に転がり込んでくることも。謀をめぐらし、権謀術数渦巻く中世世界で子孫を繁栄させていくのだ。


『CK3』は2020年にSteam向けにリリースされ、国内コンソール向けには2022年に発売された。これまで多くのアップデートやDLCが配信され、定期的にコンテンツの拡張がおこなわれてきている。今回配信された「All Under Heaven」は大規模拡張DLCとしては4つ目となり、日本や中国、東南アジア地域を含むエリアが追加されるDLCだ。奥州藤原氏や宋の趙氏など、東アジアの諸一族でプレイ可能になっている。日本・中国・東南アジアにはそれぞれ独自システムが用意されており、一風変わったプレイが楽しめるとのことだ。
またDLCの配信に合わせてアップデートが配信され、ついにPC版の日本語表示への対応がおこなわれた。本作PC版にはこれまで有志による日本語化Modが制作されていたが、ついに公式により日本語対応がおこなわれたかたちだ。またこれまで活動していた日本の有志翻訳者たちに向けて、本作開発陣からは感謝の言葉も伝えられている。
『Crusader Kings III(クルセイダーキングス Ⅲ)』はPC(Steam/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。Steamでは本編が定価の70%オフとなる2097円でセール中。DLC「All Under Heaven」は定価3990円となっており、本編と同DLCのバンドル「Celestial Edition」が定価の40%オフとなる5994円で販売されている。
【UPDATE 2025/10/29 10:30】
Steam版のセール価格について追記




