協力2人プレイ専用ゲーム『スプリット・フィクション』、売上400万本達成。“大ヒットゲーム続出”の中でも、かなりの人気
Hazelight Studiosが手がけた『スプリット・フィクション(Split Fiction)』について、5月7日には売上が約400万本に到達していたとEAより発表された。

パブリッシャーのElectronic Artsは日本時間5月7日、Hazelight Studiosが手がけた『スプリット・フィクション(Split Fiction)』の売上本数が400万本に達したことを発表した。発売からちょうど2か月での発表である。
『スプリット・フィクション』は協力2人プレイ専用のアクションゲームだ。ローカル・オンラインどちらでも協力プレイ可能。主人公はともに作家であるミオとゾーイ。それぞれSFとファンタジーを得意ジャンルとする2人は、方向性の違いもあって険悪な仲である。そんな2人が、あるきっかけで自分たちの作り出した物語の世界に閉じ込められてしまう。脱出するためには協力するしかない。SFとファンタジーの世界を行き来しながら冒険するうちに、2人の間に信頼が育まれていくという作品だ。

ゲームプレイは画面分割とひとつの画面表示が切り替わりつつ進行していく。SF世界では重力を操作したり、ファンタジー世界では巨大なドラゴンの背にのったりと、それぞれの世界観での冒険が繰り広げられる。うまくタイミングを合わせる必要がある場所や、2人それぞれの異なる能力を駆使しなければ進めない場所なども存在するため、攻略するには息を合わせることが必要不可欠。ミオとゾーイのようにプレイヤー同士にも信頼が生まれるかもしれない。
そんな『スプリット・フィクション』が今回、売上400万本を達成したことが発表された。また本作は発売元EAの第4四半期業績発表においても、約400万本の売上を達成したと発表されている。
本作は2人プレイ専用ゲームであり、フレンドパスに対応している。片方のプレイヤーがゲームを所持していれば、もう片方は所持していなくてもプレイ可能という仕組みである。さらに本作のフレンドパスはクロスプラットフォームプレイにも対応。売上本数は400万本であっても、プレイヤー数はそれ以上だろう。
本作の評価としては、レビュー集積型サイトMetacriticのメタスコアにおいて、すべてのプラットフォームで90点以上というハイスコアを記録している。ユーザーからの評価も同様で、本稿執筆時点でPS Storeでは約2万3000件の評価が寄せられ、星5つのうち4.88点を獲得。Steamユーザーレビューも4万8000件を超えており、そのうち97%が好評とする「圧倒的に好評」のステータスとなるなど、ユーザー、メディア問わず広範に高い評価を獲得していることがうかがえる。

なおHazelight Studiosの前作『It Takes Two』は、2021年3月の発売以来これまでに2300万本を超える売上本数を達成している(関連記事)。『スプリット・フィクション』は『It Takes Two』以上にテンポが良く、ステージが多様性に富んでいるとも評されており、前作と同様、あるいはそれ以上のハイペースで売れ続ける可能性もあるだろう。
ちなみに、2025年はまだ半年足らずながら本作を含め複数の作品が大ヒットをあげている。2月に発売された『キングダムカム・デリバランス II』は300万本、『モンスターハンターワイルズ』は1000万本。4月末に発売された『Clair Obscur: Expedition 33』は200万本に到達している。『スプリット・フィクション』もかなりの売上記録を見せており、今後の動向からも目が離せないところだ。
『スプリット・フィクション』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。ゲーム内は日本語表示に対応している。