話題のオンラインスケボーゲーム『skate.』、さっそく“スケボーなし”生身高速滑走テクニックが見つかる。体ひとつあればいい
Electronic Artsは9月17日、『skate.』を早期アクセス配信開始した。『Skate』シリーズの最新作である本作では、早くも奇妙なテクニックが編み出されているようだ。

Electronic Artsは9月17日、『skate.』を早期アクセス配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox Oneで、基本プレイ無料。ゲーム内表示は日本語に対応している。本作にて、早くも奇妙なテクニックが編み出されているようだ。
本作は、スケボーゲーム『Skate』シリーズの最新作。同シリーズは、2010年発売の『Skate 3』を最後に新作リリースが途絶えていたため、実に15年ぶりの新作だ。舞台となるのは4つのエリアで構成されたオープンワールドの街「サン・ヴァンステルダム」。スケボースポットを探したり、ミッションやスキルアップチャレンジに挑戦したり、あるいは期間限定のシーズンイベントに参加したりなどして楽しめる。オンラインマルチプレイ専用の運営型タイトルとして展開され、1サーバーあたり最大150人のプレイヤーが参加可能。クロスプラットフォームでのプレイにも対応する。

本作は早期アクセス配信開始直後から瞬く間に多数のプレイヤーを集め、一時いわゆる“ログイン戦争”が発生する混乱も生じていた(関連記事)。早期アクセスタイトルとして不具合なども指摘されつつも、引き続き盛況を博している。
そんな本作にて、奇天烈なテクニックが報告されている。本作では、スケボーから降りて走り回ったり高所からダイビングしたりすることが可能。とはいえ本作はあくまでスケボーゲームであり、本来であれば走る際の移動速度はスケボーよりも遅い。そんな生身の状態で、地面を“滑走”するテクニックなどが編み出され、注目を浴びている。
本作ではキャラクターがごろんと前転するアクションが用意されており、前転を繰り返すことでなかなかのスピードでローリング移動が可能。そしてこの前転中の所定のタイミングで一瞬ジャンプし、すかさずダイブを繰り出すことで、上方向あるいは前方に異様な速度で飛び出すことが可能となっている。前方ダイブした場合、さらに前転から前方ダイブを繰り返し、ダイブ着地時に“お腹”で滑るような移動法もできることが報告されている。
身一つで『ソニック』のように高速で転がったりスケボーのように滑走したりする様子はかなり奇妙で、多くのユーザーの笑いを誘っているようだ。もともと『Skate』シリーズは、物理演算によるシュールな挙動も親しまれてきた。過去作でもオフボード状態の挙動を活かし、異様な大ジャンプや急加速をするテクニックは存在。さっそく『skate.』でシリーズの持ち味といえる奇天烈なアクションが報告されたことからも話題を博している。
なお今回の『skate.』の生身の高速移動中には、スピードを維持したまま即座にスケボーに乗ることも可能。スケボーの“助走”のようなテクニックとしても注目を集めているようだ。このほかスケボーでの走行中にジャンプし、すかさずダイブしてからスケボー走行に戻ることで、加速しながらスケボー走行を続けるというテクニックも報告されている。ダイブを絡めた挙動はシュールながらも実用性の面でも脚光を浴びているかたちだ。
オープンワールド化を果たし、スケボーを降りた状態でできる行動も増えた本作。中でもダイブは目玉アクションとなっており、高所からのダイビングからスケボー走行に即座に移行できるシステムは公式トレイラーなどでもアピールされてきた。現実離れした動きにも寛容な作風とみられ、今回の生身高速移動テクニックもそんなダイブを絡めた動きではあるものの、開発チーム側で想定されていた挙動かどうかは不明だ。スケボー要らずなほど高速移動が可能なテクニックであり、修正されるか見逃されるかは注目されるところかもしれない。
ちなみに本作ではすでに複数回のアップデートが実施されており、現時点ではミッションが進行不能になる不具合などが主な修正対象となっている。まずは深刻な不具合への対応やサーバー状態の改善などに注力する方針があるのだろう。Steamユーザーレビューでは約1万件中好評率51%にとどまる「賛否両論」ステータスとなっており、今後の早期アクセスを通じてのブラッシュアップも注目される。
『skate.』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/EA app)/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、基本プレイ無料で早期アクセス配信中。iOS/Android版も後日配信される予定。