『サイレントヒル2』リメイク版、発売日からわずか3日で「100万本突破」していた。大好評の傑作リメイク、マッハで大台達成

コナミデジタルエンタテインメントは、『SILENT HILL 2(サイレントヒル2)』の全世界累計出荷本数が10月11日時点で100万本を突破していたことを発表した。さっそくの大台達成となる。

コナミデジタルエンタテインメントは10月17日、『SILENT HILL 2(サイレントヒル2)』の全世界累計出荷本数が10月11日時点で100万本を突破していたことを発表した。本作はPS5/PC(Steam)向けに10月8日に発売されたタイトルで、さっそくの大台達成となる。

本作は、2001年にPS2向けに発売されたサイコロジカルホラーゲーム『SILENT HILL 2』のリメイク版だ。舞台となるのは、霧の街サイレントヒル。亡き妻からの手紙を受け取ったジェイムスは、2人の思い出の地であるこの街で彷徨い、現実とは思えない世界へと迷い込むこととなる。リメイク版の開発を手がけるのは、ホラーゲーム『Layers of Fear』シリーズや『The Medium』などを手がけたポーランドのスタジオBloober Teamだ。


リメイクにあたってはゲームエンジンとしてUnreal Engine 5が採用され、グラフィックスおよびサウンドが現代向けに再構築。さらにレイトレーシングなどの技術に対応し、よりリアルで臨場感のある世界を表現しているとアピールされている。

またカメラ視点は、オリジナル版の俯瞰視点から肩越しのTPS視点へと変化。照準をあわせて銃撃したり、敵の攻撃を回避したりと戦闘システムが一新されている点も特徴だ。このほかオリジナル版になかった場所や入ることができなかった探索場所も追加。オリジナル版では戦闘のなかった怪物が敵として立ちはだかったり、新たな怪物が追加されたりと、新要素も盛り込まれている。

本作は10月6日にデラックスエディション購入者向けの先行アクセスが開始され、10月8日に発売。そして今回、本作のパッケージ版出荷数とダウンロード版販売数を総計した全世界累計出荷本数が100万本を突破していたことが発表された。10月11日時点での数値とのことで、先行アクセスから数えて5日、発売から数えて3日での大台達成となったようだ。


本作は発売前のメディアレビューのほか、先行アクセス段階で非常に高い評価を獲得(関連記事)。発売後も大きな盛り上がりを見せていた。レビューにおいては、オリジナル版の雰囲気を保ちつつサイレントヒルの街並みがUE5で再構築されており、戦闘システムの一新で現代向けに遊びやすくなった点などが評価を得ている。評判の良さもあり、売上の勢いに繋がったのだろう。

ちなみに開発を手がけたBloober TeamのCEO・Piotr Babieno氏は、発売前にPC版の発売について販売元であるコナミに“熱烈にプッシュしていた”ことを明かしていた(関連記事)。売上におけるPS5版とPC版の内訳は明かされていないものの、PC版が同時発売となったことなども、好調に繋がったのかもしれない。なお同氏は、コナミとBloober Teamの協力関係が本作で終わりではないことも示唆していた。今回の『サイレントヒル2』リメイク版の成功も見るに、将来またBloober Teamとコナミのタッグで、何らかの新作が開発される可能性もありそうだ。

『サイレントヒル2』リメイク版は、PS5/PC(Steam)向けに発売中。なおコンソール版では1年間のPS5時限独占が予定されている。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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