昭和日本サイレントヒル『サイレントヒル f』正式発表。「岐阜県モチーフ」の田舎町が裏世界に変わる、竜騎士07氏が携わる新作

コナミデジタルエンタテインメント(以下、コナミ)は3月14日、『SILENT HILL f』の最新映像や詳細を発表した。本作の対応プラットフォームはPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Epic Gamesストア)。同シリーズの最新情報を届ける情報番組「SILENT HILL Transmission」にて明かされた。
『サイレントヒル(SILLENT HILL)』シリーズは、コナミが発売してきたサイコロジカルホラーゲームだ。ナンバリング作品としては、1999年にPlayStation向けにリリースされた第1作から、2004年リリースの第4作までが展開。複数のスタジオが手がける関連作品もリリースされており、昨年にはBloober Teamが手がけた第2作『SILLENT HILL 2』のリメイク版が大ヒットをおさめた。
『SILENT HILL f』は、2022年10月に放送された「SILENT HILL Transmission」にてティザー映像が発表され、1960年代の日本を舞台とする作品となることが明かされた。そして今回ついに、本作の続報が公開。主人公となるのは学生の深水雛子で、架空の田舎町・戎ヶ丘が舞台になるという。戎ヶ丘は岐阜県下呂市金山町をモデルとしているそうだ。
平凡な日常を過ごしていた雛子だったが、突如霧に包まれ、変貌していく町で生き残りをかけて探索していくこととなる。このなかでは向かい合わなければならなかった選択と向き合う、美しくもおぞましい選択の物語が描かれるという。また最初のエンディングを終えた時点では多くの謎が残されるそうで、マルチエンディングが採用されるのだろう。なお『サイレントヒル』シリーズの中では外伝として位置付けられており、ファンも新規ユーザーも楽しめるゲームになるとのこと。
なお本作のストーリーは『ひぐらしのなく頃に』などで知られる竜騎士07氏が執筆。キャラクター/クリーチャーデザインなどはホラーゲーム『NG』などに携わったイラストレーターのkera氏が担当するほか、音楽にはシリーズお馴染みの山岡晃氏が参加し、表世界の音楽を担当しているそうだ。また本作の裏世界である「闇の社殿」の音楽は稲毛謙介氏が手がけており、和のテイストを取り入れているという。開発は『バイオハザード レジスタンス』などに携わったNeoBards Entertainmentが担当。ゲームエンジンとしてはUnreal Engineが採用されている。
新たなトレイラーではシネマティックな映像で本作のストーリーや世界観を垣間見ることができる。町が裏世界とみられる様相に変貌していくシーンや、鉄パイプを手にする雛子、おぞましい怪物の姿などが確認可能だ。続報にも注目したい。
『SILENT HILL f』はPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Epic Gamesストア)向けに開発中。