『シヴィライゼーション VII』、初の大型アプデで大改修。UI改善第1弾&文化勝利しやすくなるなど、コミュニティ要望いろいろ反映

『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』について、日本時間3月5日、大型パッチとなるUpdate 1.1.0が配信された。アップデートではUI改善を中心にさまざまな調整がおこなわれている。

パブリッシャーの2KはFiraxis Gamesが手がけるストラテジーゲーム『シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』を2月11日にリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One。本作について日本時間3月5日、初の大型アップデートとなるUpdate 1.1.0が配信された。アップデートではフィードバックを受け、コンテンツの追加や改修がおこなわれている。

本作は、『シドマイヤーズ シヴィライゼーション(Sid Meier’s Civilization)』シリーズの最新作だ。プレイヤーは指導者として国家を導く。歴史を形作る中では、都市の建設や、技術革新による文明の発達が可能。またほかの文明を征服したり同盟を結んだりするといった戦略的な外交もできる。またオンラインマルチプレイにも対応し、クロスプレイが可能だ。

本作については、これまでの『シヴィライゼーション』シリーズからシステムが改められ、「時代」ごとに一つの区切りがつくように刷新。またプレイヤーが選択した文明に対し、指導者が別々に選択できるようにもなった。このことにより、文明と指導者の組み合わせによるゲームプレイボーナスなども享受できるようになっている。ほかにも「レガシーパス」と呼ばれる文明の発展指針なども準備されている。これまでのシリーズとは一味違うシステムや初めてのプレイヤー向けのシステムも導入されており、初心者から経験者まで楽しめる作品となっている。

そんな本作ながら、現時点でのSteamユーザーレビューでは約2万6000件中50%が好評とする「賛否両論」ステータス。「時代」システムの導入によって、時代の切り替わるタイミングで技術研究がリセットされてしまう点については、“やり直し感”があるといった意見もあるようだ。またUIについて簡素で説明不足だとする指摘も相次いでいる。ゲームプレイに関しては一定の評価は獲得しつつも、特に『シヴィライゼーション』シリーズのプレイヤーからはレビューにて課題点が寄せられてきた。

順風満帆とはいかないスタートを迎えた本作について、Firaxis Gamesは3月5日、本作初の大型アップデートとなるUpdate 1.1.0を配信。アップデートではユーザーからのフィードバックを受けたものとして、UIの調整や、報告された問題への対応がおこなわれている。

このほか近代の文化においてレガシーパスなどに変更が加えられている。さらに勝利条件「地理的社会」を満たして勝利しやすくなるよう変更。海洋ユニットの仕様変更などもおこなわれており、コミュニティからの指摘や意見を受け、さっそく大改修が手がけられているかたちだ。なお詳細についてはパッチノートを確認されたい。

また今後のアップデート情報として2月27日に公開されたロードマップによれば、来たる3月25日に予定されているUpdate 1.1.1や、それ以降のアップデートでも継続してUIの改善がおこなわれていくとしている。今回のUI調整は第1弾といえるだろう。そのほか「クイック移動」機能や、AIの斥候/入植の挙動、追加マップサイズの実装やModツールの実装など、継続してアップデートが実施されていくそうだ。前作と同じく、じっくりとブラッシュアップが進められていくのだろう。今後の本作の改善も期待されるところだ。

シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに販売中。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

記事本文: 1081