色々おかしい日本風田舎オープンワールド『プロミス・マスコットエージェンシー』体験版配信開始。黒田崇矢氏演じる元ヤクザの「ゆるキャラスカウト」奔走劇
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デベロッパーのKaizen Game Worksは2月18日、『プロミス・マスコットエージェンシー(Promise Mascot Agency)』の無料体験版を配信開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S。なおゲーム内は日本語に対応する。
『プロミス・マスコットエージェンシー』は、ゆるキャラ派遣事務所経営ゲームだ。主人公であるヤクザの若頭、菅原道真(ミチ)は、荒廃した九州の田舎町「カソ町」へと追放されてしまう。そこで倒産寸前のゆるキャラ派遣事務所を引き受ける羽目に。そして事務所を立て直すなかで、自身の追放の裏に隠された陰謀を暴き出すことを目指す。
本作にてプレイヤーはミチとなり、事務所の副支配人である“ゆるキャラ生物マスコット”のピンキーの助けを得ながら、ゆるキャラ派遣事務所を運営する。カソ町にはマスコットたちが数多く暮らしている。彼らと出会いスカウトし、育成して仕事に行ってもらうのだ。なお本作におけるマスコットは「中の人などいない」、“有史以来ずっと人類と共存してきた知的生物”だという。
オープンワールドであるカソ町では、プレイヤーは改造可能な軽トラを乗り回して移動する。ターボブーストやジャンプなどを駆使して、自由自在に町を探索することができる。また町中で出会い、スカウトするマスコットは、それぞれ希望・夢・欲望をもっている。彼らの希望を上手に理解しつつ交渉し、仕事に向かってもらうのだ。
ただ仕事現場ではトラブルが発生することもある。マスコットには大敵の狭い出入り口や、キッチン火災、恐ろしい悪霊といったものだ。そうしたトラブルは、カソ町で出会えるさまざまなキャラを表した「ヒーローカード」を使い、困難に対処することとなる。
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本作を手がけるのは英国に拠点を置くKaizen Game Works。高い評価を得たオープンワールド殺人ミステリーゲーム『パラダイスキラー』を手がけたことで知られるスタジオだ。
同スタジオにとっての第2作目となる本作『プロミス・マスコットエージェンシー』においては、多彩な開発者とのコラボが実施されている。UNSEENの中村育美氏と待鳥まい氏がコンセプトやアートディレクションを手がけ、カソ町の世界観やキャラクターを担当。ほか、『バイオハザード』シリーズなどに携わる作曲家の小池令氏、英国で活躍する漫画家インコ・アイ・タキタ氏なども参加している。また主人公のミチの日本語吹替を『龍が如く』シリーズの桐生一馬役で知られる声優の黒田崇矢氏が担当するなど、豪華な声優陣も見どころだろう。
今回配信された体験版では、80分ほどのゲームプレイが楽しめる。興味がある人は、本作ディレクターを務めるOli Clarke Smith氏が「マジでヤバい仕上がり」と自信を覗かせる本作に触れてみるのもいいだろう。なお本体験版は、太平洋時間2月24日より開催される「Steam Nextフェス:2月エディション」に向けた特別バージョンの体験版となっており、セーブデータは製品版へ引き継ぎできないことについては留意されたい(弊誌体験版先行プレイレビュー)。
『プロミス・マスコットエージェンシー(Promise Mascot Agency)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに2025年配信予定だ。無料体験版はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|Sでプレイ可能となっている。