ヨーヨーで何でもこなすアクション『Pipistrello and the Cursed Yoyo』100%好評、会心の滑り出し。移動もバトルも華麗にキマる、ヨーヨートリック冒険

PM Studiosは5月28日、ヨーヨーアクション冒険ゲーム『Pipistrello and the Cursed Yoyo』をリリースした。本作はさっそく好評を集めているようだ。

パブリッシャーのPM Studiosは5月28日、Pocket Trapが手がける見下ろし視点アクションアドベンチャーゲームPipistrello and the Cursed Yoyoをリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく好評を集めているようだ。

『Pipistrello and the Cursed Yoyo』はヨーヨーを使った多彩なアクションが特徴のアクションアドベンチャーゲームである。ヨーヨーは武器として使うことができるだけでなく、さまざまなアクションで移動手段としても用いることができる。ヨーヨー技を習得すると新たなアクションができるようになり、行動範囲が広がっていく仕組みだ。プレイヤーはヨーヨーマスターのピピットとして、都市のエネルギー源を奪い、支配しようと目論む組織に立ち向かうことになる。

舞台となる都市は広大で、あちこちにパズル要素のある地形が存在している。基本となる移動やジャンプに加え、ヨーヨーのアクションも駆使して攻略していくことになる。たとえば、遠くにあるスイッチをヨーヨーで押す、ヨーヨーを車輪のようにして水上を進む、ヨーヨーを壁にぶつけた反動で足場のない場所を進むなど、アクションは多種多様だ。都市の各地にはライフを増やすアイテムやお宝なども散らばっているため、新たなヨーヨー技を習得するたびに探索する楽しみを味わえる。

ヨーヨーは戦闘時に武器としても使うことになる。単純にぶつけるだけの基本的な攻撃のほかにも、振り回して周囲をいっぺんになぎ払う技や、複数の敵に向けて次々と連鎖するように伸びていく技など、さまざまな攻撃手段が存在している。もちろん戦闘中にも移動系ヨーヨー技を使うことができるため、うまく使えば敵を翻弄できるだろう。

ヨーヨー技の習得以外にも、40個以上の装備可能なバッジを付け替えたり、20個以上のパッシブアップグレードの習得を通じてピピットを強化することができる。プレイスタイルに応じて自分好みのバッジの組み合わせを探すのもおもしろいかもしれない。

そんな本作はリリースからさっそく高い評価を獲得している。Steamユーザーレビューは本稿執筆時点で96件、そのうち100%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。また、PS Storeの評価も200件以上が寄せられており、星5つ中の平均が4.28という高い数値を記録したほか、ゲームレビューサイトmetacriticのメタスコアも87という高い水準となっている。

本作はヨーヨーを使った多彩なアクションと、そんなアクションを存分に活かせるパズル的な地形で溢れている。ヨーヨーのアクションは操作感が良く、新鮮さも含めて好評のようだ。また、リッチなドット絵のグラフィックやBGMも持ち味。演出面も高く評価されている。

本作の音楽は『Fall Guys』などを手がけたLeonardo Lima氏がメインコンポーザーを務めており、さらに『キングダムハーツ』シリーズなどで知られる下村陽子氏がゲストとして「Pipistrello Manor」という楽曲を1つ提供している。軽快な音楽はヨーヨーアクションの爽快感をより一層引き立ててくれるだろう。


『Pipistrello and the Cursed Yoyo』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S向けに配信中。Steamストアでは現在リリース記念セールを開催中で、6月5日までの期間限定で定価の10%オフとなる税込2070円で購入可能。その他、プラットフォームごとに価格は異なるため、詳細は各ストアページを参照されたい。

Naoto Morooka
Naoto Morooka

1000時間まではチュートリアルと言われるようなゲームが大好物。言語学や神話も好きで、ゲームに独自の言語や神話が出てくると小躍りします。

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