協力重要アクション『PICO PARK 2』早くも売上100万本突破。“時間差で大ブレイク”した前作を足がかりに、売上絶好調

TECOPARKは3月24日、『PICO PARK 2』の全世界累計販売本数が100万本を突破したと発表した。本作は最大8人プレイ対応の、協力アクションパズルゲームである。

国内のゲーム開発会社TECOPARKは3月24日、『PICO PARK 2』の全世界累計販売本数が100万本を突破したと発表した。同作は2024年8月にNintendo Switch版が、9月にXbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)版が発売。発売から約7か月を経て、100万本の大台を達成したようだ。

『PICO PARK 2』は、最大8人のプレイヤーが協力してパズルやアクションに挑戦する、協力アクションパズルゲームである。本作でプレイヤーはキャラクターを操作し、ステージを攻略していく。


各ステージ上には、ジャンプだけでは届かない高い壁や、謎のスイッチなどさまざまな仕掛けが用意されている。プレイヤーキャラクターのアクションとしては、ジャンプや移動などシンプルな動作が存在。ステージ攻略は一見不可能に思えるものの、プレイヤーキャラクターを足場代わりに階段を作ったり、分担してスイッチを押したりなど、ほかのプレイヤーとの協力でギミックが突破可能になっている。本作では誰かと力を合わせて攻略する、協力アクションパズルが繰り広げられるのだ。

本作は協力必須と謳われており、最低2人から最大8人までのローカルおよびオンラインマルチでプレイ可能。オンラインプレイはクロスプレイにも対応しており、プラットフォームの違うプレイヤーとも一緒に遊べる。またゲームモードとしては、全60ステージの搭載されたWORLD、全員で競い合うBATTLE、終わり無き高みを目指すENDLESSなどが搭載。ステージが人数にあわせて調整される機能も用意されている。なおSteamのユーザーレビューでは、記事執筆時点で2666件中89%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。ほどよい難易度のステージや、他者と協力して攻略するゲームプレイなどが、評価につながっているようだ。

ちなみに前作『PICO PARK』はオフラインマルチプレイ対応のゲームとして2016年にPC(Steam)版が発売されたゲームだ。『PICO PARK 2 』の公式サイトによると、前作は通算500万ダウンロードを突破しているのだという。しかし同作は、発売当初から大きな注目を集めていたわけではなかった。ファミ通.comのインタビュー記事によると、発売から3年間の売上は1000本だったそうだ。そんな同作であるが、2021年9月に実施したオンラインマルチプレイ対応のアップデートなどをきっかけに、インフルエンサーによる紹介もありつつブレイク。2021年10月には100万本突破が報告されていた(関連記事)。

本作『PICO PARK 2』は、2024年8月に発売。約7か月後となる本日3月24日に、全世界累計販売本数100万本突破が報告された。本作でも前作の人気に引き続き、順調に売上を伸ばしているわけだ(関連記事)。

なお前作『PICO PARK』は、三宅俊輔氏の個人開発ゲームであった。同氏は前作がブレイクした2021年にTECOPARKを設立。『PICO PARK 2』ではジェムドロップも開発に参加している。前作の成功を足掛かりに開発された『PICO PARK 2』もさっそく大台を達成しており、今後のTECO PARKの活動も注目されるところだろう。

PICO PARK 2』は、Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch/PC(Steam/Microsoft Store)向けに、通常価格980円で配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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