協力超重要アクション『ピコパーク2』Steam版、スロースタートも最近になりプレイヤー数「じわ伸び」。らしさ出して人口増やす


国内デベロッパーのTECOPARKは9月12日、『PICO PARK 2(ピコパーク2)』のPC(Steam/ Microsoft Store)/Xbox Series X|S/Xbox One版を配信開始した。本作はNintendo Switch向けにも8月28日より配信中。本作はSteamにて、じわじわと人気を高めている。

『PICO PARK 2』は、『PICO PARK』の続編となる横スクロール型パズルアクションゲームだ。プレイヤーはステージにある鍵を入手して、ゴールにたどり着くことを目指す。マルチプレイ専用ゲームであり、2人から最大8人までのオンラインプレイ、およびクロスプラットフォームプレイにも対応している。

本作の目的は鍵の入手とゴールへの到達とシンプルながらも、その過程で協調性を問われる点が醍醐味となっている。互いに自分たちの身体を足場にしたり、仕掛けを解く上で役割分担をしたりと他者と連携し、難題に挑むのだ。


新作となる『PICO PARK 2』では全76ステージを収録。お互いを紐で引っ張ったり、ボールを弾いたりと、物理演算要素もまじえた多彩なギミックが用意されている。さらに本作では“激ムズステージ”に特化したダークモードが新たに追加。協力度合いをより試されるだろう。

本作はNintendo Switch向けに8月28日に配信され、9月12日にはPC(Steam/ Microsoft Store)/Xbox Series X|S/Xbox One版の配信が開始された。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約300件中90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。仲間と協力しながら難題をクリアする達成感などが引き続き評価を受けており、パワーアップしたギミックやボリュームにも好評が集まっている。また可愛いビジュアルとは裏腹に、失敗でギスギスしかねないブラックさも持ち味として面白がられている様子だ。

SteamDBを見ると、本作は9月18日の0時ごろに最大同時接続プレイヤー数約8400人を記録。配信後すぐさまではなく、9月12日から日を重ねつつ不思議な増加を見せている。SteamDBのグラフを見ると、ほかの日も日本時間0時ごろにプレイヤー数のピークを迎えている様子だ。ただその数は日に日に増しており、着実にプレイヤー数を増やしているようだ。

Image Credit: SteamDB

なおSteamのプレイヤー増加にあわせてTwitchでの本作の視聴者数も増加を見せている日もあり、9月17日および9月18日の日本時間0時ごろにはそれぞれ約2万人を記録。またTwitchだけでなくYouTubeでも人気を博すプレイ動画が散見される。本作の実況・配信は、営利/非営利問わず認められている。また複数の配信者が交流しつつ協力して挑戦できるゲームということもあり、ストリーミング配信での人気に繋がっているのだろう。なお投稿されたユーザーレビューや動画などを見るに、国内だけでなくグローバルな人気を獲得しているとみられる。

ちなみに本作および前作は、男性アイドルグループ「すとぷり」のプレイ動画も注目を集めていた。本作を手がけるTECOPARKの代表取締役兼ゲームデザイナーの三宅俊輔氏によると、前作のENDLESSモードの飛行機ステージが本作『PICO PARK 2』にて「BATTLEモード」になったのは、すとぷりの遊び方を反映したからだそうだ。協力プレイ主体のゲームながら、“裏切り”も含めてさまざまな遊び方ができる点も人気の一因かもしれない。

人気の前作からパワーアップして登場した『PICO PARK 2』。ストリーミング配信や実況動画での人気もあってかSteam版は発売後着実にプレイヤー数を伸ばしており、今後の盛り上がりも注目されるところだろう。

PICO PARK 2』はPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S/Xbox One、およびNintendo Switch向けに配信中。Steamでは9月20日2時まで定価10%オフの882円でセール中だ。

なお本作ではWORLD7-3およびWORLD15-2が、点灯と暗転を繰り返すギミックのあるステージになっている。開発元は注意喚起として、そうしたギミックがプレイヤーの目に負担のかける状態であると発表。早急に対応をおこなっており、光に弱い人は改善アップデート後にプレイしてほしいそうだ。改善アップデートについてはプラットフォームごとのチェックもあるため、来週に配信される見込みとのことだ。