ディストピア探偵サイコホラー『KARMA: The Dark World』3月27配信へ。正気を蝕む「精神ダイブ」を繰り返し、社会の陰謀に迫る
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パブリッシャーのWired Productions/Gamirror Gamesは2月18日、『KARMA: The Dark World(カルマ:ダークワールド)』を3月27日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5。Steamストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。また後日Xbox向けにも配信される予定とのこと。
『KARMA: The Dark World』は一人称視点のサイコホラーゲームだ。舞台となるのは1984年、架空の地球の東ドイツ。本作の世界ではリヴァイアサンという名の巨大企業が精神操作技術を駆使し、社会のすべてを支配している。プレイヤーはリヴァイアサン社のエージェント、ダニエル・マクガヴァーンとなり、ディストピア世界で起きる事件と陰謀を追っていく。
本作の主人公のダニエルは、犯罪の捜査を専門としているエージェントだ。特殊な装置を使うことで人間の精神に入り込む「ブレインダイブ」をおこなうことができるダニエルは、容疑者の記憶を覗き込んで事件を調査している。しかしある日、とある事件の調査を始めたダニエルは、自分自身の正体すら揺るがすような底知れぬ陰謀に直面する。欺瞞に満ちた何一つ信用できない世界で、ダニエルは真実を探して進むことになる。
そんな本作はストーリーを重視した映画的な作品になるとのこと。プレイヤーは調査ツールを使って現場を調査したり、容疑者への事情聴取などをおこなったりしてパズルを解きつつ、ダニエルの物語を体験していくことになるようだ。またブレインダイブを駆使するダニエルは、ときに他人の視点で出来事を体感することにもなるという。しかし容疑者の記憶のなかの世界はねじれており、ダイブするたびにダニエルの正気は徐々に蝕まれていくとのこと。現実と非現実の境界がときに曖昧となる、超現実的な世界が描かれるそうだ。家族と愛、裏切りと喪失といったテーマを探求する、複雑な物語が展開されるとのことである。
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本作を手がけるPollard Studioは中国・上海に拠点を置くゲームスタジオだ。業界のベテランらが集まって設立し、20名のコアスタッフらでゲーム開発をおこなっているという。本作の制作にあたっては、小島秀夫氏やデイビッド・リンチ氏、クリストファー・ノーラン氏らの作品から影響を受けているとのこと。スタジオとしては本作『KARMA: The Dark World』が初めての作品になるようだ。
『KARMA: The Dark World(カルマ:ダークワールド)』はPC(Steam/Epic Gamesストア/GOG.com)/PS5向けに、3月27日に配信予定だ。Steamストアページの表記によると、ゲーム内は日本語表示に対応予定。また後日Xbox向けにも配信される予定とのこと。