『パルワールド』Steamで同接約19万人に飛躍。過去最大規模「天落アップデート」で今年三度目の大盛況
ポケットペアは12月23日、『パルワールド』の「天落アップデート」を配信開始した。本アップデートでは新たな島「天落」をはじめとし、パルやボスなどのさまざまな要素が追加。遊び方がさらに広がった本作は、再びプレイヤー数を伸ばし始めている。
『パルワールド』は、モンスター収集オープンワールドサバイバルクラフトゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|Sで、現在早期アクセス配信中。舞台となるのは、不思議な生き物パルたちの暮らす島。プレイヤーはさまざまな能力をもつ野生のパルたちをパルスフィアによって捕まえ、彼らの能力を活かして島での日々を過ごしていく。
『パルワールド』は早期アクセス配信開始時には、実に200万ものプレイヤーが同時接続しゲームを遊んでいた記録を持つ作品。これはSteamの歴史上最もプレイされている国産ゲームとして記録されている(SteamDB)。その後は万単位でのプレイヤーベースを抱えつつも、その数は落ち着きを見せ、ここ数か月では3万人から5万人前後で推移していた。
この度配信されることとなった「天落アップデート」では、6月の大型アップデートで追加された「桜島」の約6倍となる新たな島「天落」をはじめとし、新パルや新たな資源、新たなレイドボスが追加。そのほかにも討伐難易度が高い特殊徘徊パル「プレデターパル」や、倒すと報酬が手に入るNPC賞金首。余剰のパルを派遣して物資を獲得できる「遠征」や、拠点の生産を効率化する永続パッシブスキルを得られる「研究」といった新システムなども追加されており、さまざまな方面で遊び方が拡張されるような大型アップデートとなった。
この大型アップデートを経て、Steam上では再びプレイヤー数が伸び始めている。12月27日には、ピーク時の同時接続プレイヤー数が約19万人を記録(SteamDB)。これは前回の大型アップデート「桜島アップデート」導入時の同時接続プレイヤー数約14万人を超える記録となっており、これまでの記録でいえば3月初め頃と同等の数値となる。
島の大きさを始め、「桜島アップデート」よりも規模の大きいアップデートとなった「天落アップデート」。同アップデートはその規模もあってか、これまでのパッチ配信後の同時接続プレイヤー数の記録の中で最もプレイヤー数が伸びたアップデートとなった。これには現在開催中のSteamウィンターセールで本作が25%オフのセールとなった影響も考えられる。また今年11月27日には2025年に『テラリア』とコラボ予定と発表された。さらにはサプライズとして『テラリア』とのコラボコンテンツ第1弾「ニャオメア」が実装された(関連記事)。こうしたさまざまな施策により、本作そのものへの興味関心が高まり、本作を初めてプレイするユーザーや、改めてプレイしなおすユーザーが増えた可能性もありそうだ。
アップデートの度に一般的に大台ともいえる同時接続プレイヤー数10万を超えた数値を毎回出せるのは、それほど『パルワールド』のプレイヤーベースが安定しているかつ、少しずつ拡大しているということにも捉えられる。まもなくリリースから1年が経過する本作。来年はアップデートでどのような要素が拡充され、そしてそれを経てどれほどプレイヤー数に変化が現れるのか引き続き注目したい。
『パルワールド』は、PC(Steam/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。