『モンスターハンターワイルズ』の再戦ゾ・シア、“戦い方がえげつない”と悲鳴あがる。慈悲なき起き攻めスナイパー

カプコンは4月4日、『モンスターハンターワイルズ』に向けて無料タイトルアップデート第1弾を配信開始。再戦可能となったゾ・シアの“起き攻め”戦法には、国内外から悲鳴が上がっているようだ。

カプコンは4月4日、『モンスターハンターワイルズ』に向けて無料タイトルアップデート第1弾を配信開始した。同アップデートではさまざまな要素が追加されたほか、下位クエストの最終ボスであるゾ・シアとの再戦が可能となった。ゾ・シアの“起き攻め”戦法には、国内外から悲鳴が上がっているようだ。

無料タイトルアップデート第1弾では追加モンスターとしてタマミツネが実装。さらにオンラインロビーとなる拠点「大集会所」が実装され、各種バランス調整がおこなわれた。そして本アップデートでは、ハンターランク50以上で開放される新たな任務クエストが実装。ゾ・シアと再戦することになり、クリア後には竜都の跡形の異常気象時にも出現するようになった。

再戦時のゾ・シアについて、さっそくその強さが話題となっているようだ。基本的には下位クエストでのゾ・シアと行動や性質は同じながら、体力と攻撃力は上位級に引き上げられ、攻撃速度も苛烈化。下位のゾ・シアは強さについてそれほど言及されてなかったが、再戦可能になってからその凶悪さが浮き彫りになっている様子だ。

そんなゾ・シアについて、特に話題となっているのが“起き攻め”だ。起き攻めといえば、主に対戦格闘ゲームなどのテクニックとして用いられる言葉。その名のとおり、ダウンさせた相手の起き上がりを狙ってさらに攻撃を重ねる戦法だ。ゾ・シアも格闘ゲームの起き攻めよろしく執拗にハンターの起き上がりを狙ってくるとして、悲鳴が続出している

中でも注目を集めているのが海外XユーザーのJAZZ JACK氏の投稿だ。同氏はゾ・シアに「The Meatball Sniper(ミートボールスナイパー)」なる二つ名を名付けつつ、起き攻めの様子をイラスト化。火炎放射でハンターをダウンさせた後、ブレス攻撃で起き上がりを狙うといった“セットプレイ”の様子が描かれている。地面に転がるハンターを的確に狙ってくるスナイパーっぷりに、ミートボールスナイパーの名をつけたのだろう。同氏の投稿は海外ユーザーのほか、国内ユーザーからも共感を集めている。

なお、ゾ・シアには三段階の形態があり、第三段階では水平に赤い雷を走らせる攻撃も追加され、こちらも起き攻めとして凶悪な攻撃だ。広範囲の溜めブレスを掻い潜りつつ、高い体力を減らして第三段階にたどり着いても、さらなる起き攻めが待ち構えている隙のなさもゾ・シアの強みだろう。

ちなみに本作Steam版では、下位のゾ・シアを倒した際に取得できる実績「調和をもたらす者」の取得率が本稿執筆時点で75.8%に到達している。多くのプレイヤーが下位のゾ・シアを撃破しており、ひとまずストーリーはクリアしやすいように初戦のゾ・シアがかなりマイルドなバランスにしてあったこともうかがえる。

一方で再戦時のゾ・シアはプレイヤー間で話題になるほどの強化ぶり。現状の本作にて、“真の最終ボス”になっているともいえそうだ。アーティア武器の作成や防具の強化、またマルチプレイ時には生命の大粉塵を用意するなど、入念に準備してから臨みたい。このほか戦闘中には大技前をはじめ、スリンガーの属性弾などを竜乳結晶に当てて破壊しておくことなども重要。属性弾がなければ大技前にキャンプにファストトラベルして逃げることもできるため、焦らず対処するといいだろう。

モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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