『モンスターハンターワイルズ』の「ジン・ダハド」戦、無念の“クエスト初失敗”報告集まる。遅れて出てくる攻略ヒント

『モンスターハンターワイルズ』の大型モンスター「ジン・ダハド」戦での苦戦報告が集まっている。“ヒント”が示されるタイミングも、苦戦に繋がっているようだ。

カプコンは2月28日、『モンスターハンターワイルズ』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S。本作のストーリー中盤で登場するモンスター「ジン・ダハド」について、一部プレイヤー間で悲鳴が広がっている。なお本稿ではジン・ダハド戦のネタバレが含まれるため、留意されたい。

『モンスターハンターワイルズ』は、ハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズ最新作だ。舞台となるのは、ギルドが調査したことのない未踏の領域「禁足地」。数年前に謎のモンスターに襲われ、保護された少年ナタの証言を手がかりに、プレイヤーは調査隊のハンターとしてこの地に足を踏み入れることになる。


ジン・ダハドは今作初登場となる、海竜種のモンスター。今作では各エリアに独自の生態系が築かれており、その地の頂点捕食者が存在する。ジン・ダハドは寒冷地帯「氷霧の断崖」の頂点だ。その特徴的な巨体や行動は他の頂点とも一風変わっており、ゲームではイベント戦としての役割が大きいモンスターとなっている。

そんなジン・ダハド戦では、“即死ギミック”ともいえる必殺技が存在する。とぐろを巻くように周囲の冷気を吸収し、大きな氷の城壁を作り上げる。それを一気に破壊することで、ステージ全体を巻き込む衝撃波を発生させる大技だ。

一応回避方法を説明するチュートリアル表示も存在するものの、筆者が確認する限りはジン・ダハドが必殺技を放ったあとにしか出ないようだ。一度は洗礼を受けさせる、といった狙いもあるのかもしれない。初見で回避するには、土壇場での閃きが必要になるだろう。SNSでは、最後まで回避方法がわからず“3乙”してクエストを失敗したというハンターの報告も散見される。今作は任務クエストの難易度が全体的に控え目ということもあり(関連記事)、本クエストが初めてのクエスト失敗となったプレイヤーもいるようだ。「ジン・ダハドが今作の最強モンスター」との意見まで上がっている。

対処法としては、スリンガーを用いて頭上に存在する「浮遊石」を落とし、障害物として利用する。後ろに隠れることで必殺技をやり過ごすことができるのだ。ただ、そもそもモンスターとの戦闘中に上のほうまで目が向かないプレイヤーもいるだろう。また今作にはタイミングよく落とすことで、下にいるモンスターにダメージを与えるための落石系のギミックが各フィールドに存在。仮に浮遊石に気づいたとしても、隠れるために使うという発想に至りづらいという点も混乱を加速しているとみられる。

ただし、一緒にクエストに参加してくれるNPC「サポートハンター」がいる場合には、勝手にスリンガーで落石を行なってくれ、さらにセリフでも隠れられる場所を探すように誘導してくれる。本クエストはデフォルトではサポートハンターとしてオリヴィアが参加してくれるので、彼女に助けられるプレイヤーも多いことだろう。その他、ジン・ダハドの即死技はキャンプにファストトラベルすることでも無理やり回避することが可能な模様。最後まで仕様がわからなかったがなんとか乗り切ったというプレイヤーもいるようだ。

『モンスターハンターワールド:アイスボーン』


『モンスターハンター』作品では、即死ギミックを持ったモンスターがたびたび登場している。近年では『モンスターハンター:ワールド』のベヒーモスのエクリプスメテオのほか、同作DLC「アイスボーン」のムフェト・ジーヴァの「王の雫」やアルバトリオンの「エスカトンジャッジメント」などが該当する。これらの多くが障害物の後ろに隠れてやり過ごすといった回避方法だったことから、今回のジン・ダハドの必殺技についても、歴戦のハンターならすぐに気づけたのかもしれない。ちなみに筆者はギリギリまで浮遊石のギミックに気づけず、かなり危なっかしい狩猟となった。

このほかジン・ダハド戦では特定のプレイヤーが攻撃対象としてロックオンされる“敵視”のような仕組みも見受けられる。こちらもベヒーモスやムフェト・ジーヴァと同様のギミックだ。今後の無料タイトルアップデートにて、同様の仕組みをもつモンスターが実装されるかどうかも注目されるところかもしれない(関連記事)。

モンスターハンターワイルズ』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

記事本文: 25