『モンスターハンターワイルズ』、マルチプレイのやり方で混乱するユーザーもちらほら。フレンドと任務クエストを進めるには

カプコンは2月28日、『モンスターハンターワイルズ』を発売した。対応プラットフォームはPC（Steam）/PS5/Xbox Series X|S。今作はクロスプラットフォームでのマルチプレイに対応しているが、その手順が複雑であるとしてユーザーの間では混乱が生じている。

『モンスターハンターワイルズ』は、ハンティングアクションゲーム『モンスターハンター』シリーズ最新作だ。舞台となるのは、ギルドが調査したことのない未踏の領域「禁足地」。数年前に謎のモンスターに襲われ、保護された少年ナタの証言を手がかりに、プレイヤーは調査隊のハンターとしてこの地に足を踏み入れることになる。

本作ではクロスプラットフォームでのマルチプレイが可能ながら、いくつか手続きを踏まなければならないことから、一部ユーザーからは混乱する反応も寄せられている。本作公式からはマルチプレイの方法が簡単に案内されているものの、弊誌でも以下にマルチプレイの進め方や、クエストへの合流の仕方を説明する。

そもそもマルチプレイが可能となるのは、チュートリアルとなる「チャタカブラ」の狩猟後、ベースキャンプに戻ったタイミングだ。前提として、ストーリーで進めることになる「任務クエスト」の前後に挟まるムービーやNPCとの会話は、各プレイヤーがそれぞれ進める必要がある。「任務クエスト」が開始したら、片方の「任務クエスト」に合流する形で一緒に遊ぶことが可能。そのために「リンクパーティー」を結成しておくのが手っ取り早い。なお、「任務クエスト」以外の「フリークエスト」などを一緒に遊びたい場合には、この限りではない。

1. ハンターフレンドになる

まずは、一緒に遊びたいプレイヤーの「ハンターID」を教えてもらう必要がある。「メニュー」の「コミュニケーション」タブにある「メンバーリスト」という項目を選択する。たくさんのタブが出てくるが、一番右の「ハンターID検索」という画面から「ハンターID」を入力しよう。なお自分の「ハンターID」は、「情報」タブの「ハンタープロフィール」にて、右スティック（キーボードの場合はTABキー）を押すことで、確認することができる。プレイヤーが見つかったら、「ハンターフレンドに勧誘」からゲーム内のフレンドになっておこう。なお、同じ英数字8桁の「ロビーID」とは異なることに注意。

2. リンクパーティーに入る

ハンターフレンドの申請が承認されると、先ほど開いた「メンバーリスト」の左から5番目「ハンターフレンドリスト」に登録される。メンバーを選んだら、「リンクパーティーに勧誘」を押して、リンクパーティーとして繋がろう。リンクパーティーになると、メンバーと一時的に別行動しても合流が容易になるほか、メンバーがクエストを開始すると自動的に通知が届くようになる。

3. クエストに合流する

ストーリーの流れに従って、NPCとの会話やムービーの視聴はメンバーそれぞれで行なう必要がある。ムービーが終わり、「任務クエスト」の狩猟対象となるモンスターと遭遇するとクエストが開始。その際、リンクパーティーに入っている他のメンバーには、自動的にクエストへの勧誘が送信されるようになっている。1人のプレイヤーがそのままクエストを継続し、それ以外のプレイヤーは受け取った勧誘からクエストに参加しよう。なお、モンスターに攻撃されるとメニューが閉じてしまい再び先述の操作を繰り返す羽目になる。そのため、操作が忙しい場合や接敵してしまうような状況であれば、一度「クエストから帰還」を押して離脱し、改めてクエストへの参加を行なうのがよいだろう。

ちなみに『モンスターハンター』シリーズにおけるクロスプラットフォームへの対応は、本作が初となる。前作『モンスターハンターライズ』ではPC（Steam）版が発売されたもののクロスプレイができなかったため、なかにはフレンドと遊ぶためにNintendo Switch版を遊んだというプレイヤーもいただろう。今作では好きなデバイスでマルチプレイに参加できるということもあり、PC版のシェアが大きく増加。最高同時接続プレイヤー数はすでに130万人を超えている（関連記事）。最高のスタートを切った本作ながら、さまざまなメニューが用意されていたり、手続きをいくつか踏んだりすることから、マルチプレイのやり方に苦心しているユーザーも見られた。本稿がそんな読者の一助となれば幸いである。

『モンスターハンターワイルズ』はPC（Steam）/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。