『メタルギア ソリッド デルタ』では悪夢ゲーム「ガイサベージ」が復活。しかもプラチナゲームズの手で“ガチ再構築”

コナミデジタルエンタテインメントは8月22日、『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』の「ガイサベージ」について、プラチナゲームズが携わって再構築されていることを明かした。

コナミデジタルエンタテインメントは8月22日、『METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER』(以下、METAL GEAR SOLID Δ)内のミニゲーム「ガイサベージ」に関する情報を公開。なんとプラチナゲームズが携わって再構築されているという。

『METAL GEAR SOLID Δ』は、コナミにより2004年にPS2向けに発売された『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』(以下、MGS3)のリメイク作品だ。同作では東西冷戦の時代を舞台に、新型兵器の破壊と重要人物の抹殺司令を受けた「ネイキッド・スネーク」の戦いが描かれる。自然多きロケーションでのステルスアクションや、動物や植物を手に入れて食すシステムなどが特徴。重厚なストーリーも評価を受けていた。

リメイクとなる『METAL GEAR SOLID Δ』においてはオリジナル版のストーリーやゲームデザインを忠実に再現しつつ、現代の最新グラフィックに進化させた作品を目指しているという。ゲームエンジンにはUnreal Engine 5が採用されており、世界の隅々まで作り直されているようだ。またスネークの体や服装に傷跡が残るシステムなど、没入感を高める新たな表現も盛り込まれる。

そんな本作の「ガイサベージ(GUY SAVAGE)」に関する情報が公開された。「ガイサベージ」とは、ストーリーの途中でスネークが収容された際に、セーブしてゲームを終了し、再開した時にプレイできる隠しミニゲーム。突如モノクロ画面で3Dアクションゲームが開始され、両手に剣をもつ謎の人物が怪物を斬り伏せていくという内容だ。敵に倒されるか、ある程度プレイすると自動で終了し、終了後には無線でスネークが悪夢を見たことを報告する会話を聞けるようになっていた。

ちなみに小島秀夫氏が2015年に投稿したXポストによると、当初は“悪夢ゲーム”として、コナミが手がけた往年のアーケードシューティングゲーム『グラディウス』を収録する予定であったが断念。別制作していた「ガイサベージ」が収録されたそうだ。

ただ「ガイサベージ」が収録されていたのはPS2版のみであり、HDエディションやニンテンドー3DS版ではカット。しかし『METAL GEAR SOLID Δ』ではそんな同ミニゲームもばっちりと復活を果たすようだ。さらに本作では「GUY SAVAGE Δ」と銘打たれており、なんとプラチナゲームズが制作に携わってリメイクされているという。

プラチナゲームズといえば、『ベヨネッタ』シリーズなど3Dアクションゲームの開発元として知られる開発会社。『METAL GEAR RISING REVENGEANCE』の開発元でもあり、同作での縁もあって実現したのかもしれない。3Dアクションゲーム開発に定評のある同社が贈る、新たな「GUY SAVAGE Δ」もリメイク版の注目点となりそうだ。ちなみに本編での悪夢イベントに加えて、ゲームクリア後には個別のゲームモードとしてプレイが可能とのことだ。

METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER(メタルギア ソリッド デルタ: スネークイーター)』はPC(Steam)/PS5/Xbox Series X|S向けに8月28日に発売予定だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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