リアル風景お散歩・撮影シム『Lushfoil Photography Sim』、発売後たちまち好評。京都の寺社からネパールの大自然まで自由に散策、こだわり撮影し放題
Annapurna Interactiveは4月15日、『Lushfoil Photography Sim』をリリース。本作は実在の土地を自由に散策し、カメラで撮影できるウォーキングシミュレーターだ。

パブリッシャーのAnnapurna Interactiveは4月15日、個人開発者Matt Newell氏が手がける『Lushfoil Photography Sim』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作にはさっそく高い評価が寄せられている。
『Lushfoil Photography Sim』は、美しい景観の土地を自由に散策し、カメラで撮影できるウォーキングシミュレーターである。Unreal Engine 5を採用して作られたというマップは、思わず息を呑むほどリアルに再現されている。プレイヤーは渡航費も周りの人の目も気にすることなく、安全に撮影が可能だ。撮影地としては、イタリアのブライエス湖の湖畔や、京都の伏見稲荷大社、映画「スターウォーズ/ローグワン」のロケ地としても知られるアイスランドのミールダルスサンドゥル、標高4000m級のネパールのマルディヒマールなどがある。
ゲーム内に登場するカメラは、プロ仕様のデジタル一眼レフカメラに匹敵するほど作り込まれたもののようだ。フラッシュや露出、連写といったものに加え、オート/マニュアルフォーカス、コントラスト、ホワイトバランス、絞り値(F値)などの機能を搭載している。撮った写真にエフェクトを加えて仕上げることもできるようだ。また、現実では不可能な撮影環境の調整も可能。光の角度、霧、雪、風、雨などを好みに合わせて変化させることさえできる。
ちなみに、ゲーム開始時にプレイヤーはカメラを持っていない。散策してアイテムを見つけて獲得するというゲームらしい要素もあり、カメラを見つけるまで撮影はおあずけのようだ。カメラのほかには、空撮を可能とするドローンや、水上を移動可能なボートなどのアイテムが隠されているとのこと。散策をするに連れて行動範囲や撮影の自由度が広がり、より思い通りに撮影ができるようになっていくわけだ。


そんな本作のSteamユーザーレビューは本稿執筆時点で137件、そのうち93%が好評とする「非常に好評」のステータスを獲得している。PS Storeでも現時点で50件の評価が寄せられ、星5点満点中、4.88点の高得点を記録。Steamユーザーレビューでは景色の美しさと撮影を楽しんでいる声が多く見られる。中にはオートフォーカス時のモーター音やシャッター音などのサウンドに注目し、カメラへの並々ならぬこだわりを高く評価している意見もあった。
本作を手がけたMatt Newell氏は、オーストラリアを拠点とする個人開発者。ゲーム開発者であると同時に、デザイナー・写真家でもある。『Lushfoil Photography Sim』の制作には実に6年もの歳月を費やしているとのこと(関連記事)。2019年ごろからUnreal Engineで自然風景を制作してきた集大成が本作というわけだ。

『Lushfoil Photography Sim』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中。なお各プラットフォームにてリリース記念セールとして定価の20%オフとなるセールを実施中だが、プラットフォームごとに定価が異なるため、詳細については各ストアページを参照されたい。