『キングダムカム・デリバランス 2』無料アプデで“ゲームがやたら現実的になる”ハードコアモード実装。通りすがりのNPCに道を訊いたり、中世生活がさらにリアル化

PLAION/Deep Silverは4月16日、『キングダムカム・デリバランス 2』に向けてバージョン1.2.4となるアップデートを配信。多くのゲーム内UIが無効化されるなどの仕様が追加されたハードコアモードが実装されている。

PLAION/Deep Silverは4月16日、『キングダムカム・デリバランス 2』に向けてバージョン1.2.4となるアップデートを配信した。アプデでは新たな高難度のモード「ハードコアモード」が追加されている。

本作は、一人称視点のオープンワールドアクションRPG『キングダムカム・デリバランス』の続編だ。開発は前作に引き続き、チェコに拠点を置くWarhorse Studiosが手がけている。舞台となるのは15世紀初頭、争乱にあるボヘミア王国。プレイヤーは騎士見習いであるスカリッツのヘンリーとして、ボヘミアの大都市クッテンバーク周辺を冒険することとなる。

ゲームプレイにおいては、地道に相手を打ち崩す必要のある戦闘や、負傷や空腹度といったステータスが存在するなどのリアルさが特徴。ヘンリーの発言や行動次第で世間の評判が変動したり、NPCがさまざまな反応を見せたりするシステムなども持ち味だ。史実を再現した中世ヨーロッパの世界や、あえて不便さを盛り込んだ没入感のあるシステムなどが好評を博しており、2月5日の発売から2週間足らずで売り上げは200万本を突破(関連記事)。広く人気を集めているタイトルである。

今回そんな『キングダムカム・デリバランス 2』に向けてバージョン1.2.4となるアップデートが配信。新たにハードコアモードが実装された。同モードは前作にも実装されていたモードで、多くのゲーム内UIが無効化されるなど、システム面が変更される。より“現実に即した”かたちでゲームをプレイすることになるわけだ。

具体的には、まずマップにおいて自分のキャラの位置の表示が削除され、コンパスにも方角が表示されなくなる。ファストトラベルも無効となり、通常のプレイよりはるかに道に迷いやすくなるわけだ。一方、同モードではNPCに現在位置を尋ねることが可能。通りすがりの人に道を聞きながら旅をすることになり、より没入感のある冒険が楽しめるようだ。さらに戦闘時においても、UIの多くは無効化。パーフェクトブロックのタイミングなどがわかりづらくなるため、自分の感覚を頼りに戦闘することになる。

またハードコアモードをプレイするためにはニューゲームで始める必要があるが、ゲームを開始する際にネガティブな効果をもつパークを3つ以上選択する必要がある。パークは敵の戦闘能力が向上する「殴りたくなる顔」や、人に道を聞けなくなる「はにかみ屋」など、のべ10種類が用意。選んだパークによってそれぞれ違った挑戦が待ち受けることになる。またパークは3つ以上であればどれだけ選ぶこともできるため、すべて適用してプレイすることも可能である。

本作は発売前よりロードマップが公開されており、年内のアップデート予定が告知されていた(関連記事)。ハードコアモードもロードマップで予告されていた要素であり、当初の予定通り順調にコンテンツが展開されているかたちである。ロードマップによると今後は春から夏にかけて馬術大会が実装予定となっており、また複数のDLCの配信も予定されている。本作の今後のさらなる展開も期待されるところだ。

『キングダムカム・デリバランス2(Kingdom Come: Deliverance II)』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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