小さな島の街づくりゲーム『ISLANDERS: New Shores』が「癒やされる」と高評価スタート。建物を設置するだけなのに奥深い
CoatsinkとThunderful Publishingは、The Stationが手がける街づくりゲーム『ISLANDERS: New Shores(島の民: 新たな海岸線)』をリリースした。

CoatsinkとThunderful Publishingは日本時間7月11日、The Stationが手がける街づくりゲーム『ISLANDERS: New Shores(島の民: 新たな海岸線)』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One。ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はリリースからさっそく多くの好評を集めている。
『ISLANDERS: New Shores』は、うまく建物を配置していくシンプルで奥深い街づくりゲームである。できるだけ高得点を目指す戦略的なハイスコアモードと、好きなように街づくりを楽しめるサンドボックスモードが存在する。
ハイスコアモードでは建物を作った場所や、建物同士の位置関係により得点が変動する。配置をするだけというわかりやすい操作とは裏腹に、相互の位置関係を考慮し、シナジーを考慮して計画的に建築していく戦略性が味わえるだろう。一方のサンドボックスモードでは、6つのバイオームと44種類以上の建物を使って自由に街を作ることができる。フィルター機能もついたフォトモードもあり、ジオラマ作りのように楽しめるだろう。

ハイスコアモードのゲームプレイでは、建物を作るたびに得点が計上されていく。島いっぱいに建物を作り、新たに得点を獲得できる建物を配置できなくなったらゲーム終了だ。建物を配置するときには角度も変えられるので、うまく活用したい。
画面下部には作ることのできる建物が並ぶが、最初は何もない。テーマごとに分けられた「パック」を選択すると建物が追加される仕組みだ。たとえば「酒醸造パック」を選ぶと、作れる建物の一覧に「醸造場」と「ホップ畑」の2つが現れる。選択するパックによって街並みは変わっていくことだろう。得点は建物を作るだけでも計上されるが、それぞれの建物は違った特性を持っている。たとえば「レンガ工場」の材料を集める「砂場」は、建物の特定の方向に砂が存在すると高い得点を獲得できるといった具合だ。

また、建物にはそれぞれ近くにあると好ましい建物、逆に近くに置くべきでない建物など、位置関係の相性が存在する。先述の醸造場とホップ畑などもそのひとつで、近くに配置すると得点にボーナスがつく。ただし建物ごとに影響を受ける範囲は異なるため慎重な配置が必要。さらに相性が悪い建物もあり、たとえば醸造場複数隣接させて作ると相互に得点を下げてしまうため、注意が必要だ。
建物を作るうちに、1回限りの「恩恵」を授かることもある。恩恵は、作れる建物リストから好きなものを1つ複製する、すでに建設済みの建物と置き換えるなど、特別な効果をもたらしてくれる。高得点を突き詰める場合は建物の配置だけでなく、恩恵をどう活用するかも重要になってくる。ちなみに本作にはTwitch連動機能も存在しており、次に選ぶ島や、建物パック、恩恵などでどれを選択するかの投票を受け付けることができる。配信者は癒やしゲームをプレイしながら視聴者との雑談を楽しみ、インタラクティブな機能で参加を促せるというわけだ。


そんな本作はリリースからさっそく多くの好評を集めており、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは約170件、そのうち97%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。前作『ISLANDERS』も、約1万5700件のレビューのうち94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得しており、続編もファンの期待に応えているかたちだ。
ユーザーレビューでは、本作のシンプルでかわいらしいグラフィックと、落ち着くBGM、小さな島いっぱいに建物を作ったら終わりという区切りのつけやすさなどが、リラックスできる癒やしゲームとして評価されている様子だ。新たに加わった「恩恵」システムによって戦略性が増している点も、前作プレイヤーには歓迎されていると見受けられる。
『ISLANDERS: New Shores(島の民: 新たな海岸線)』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One向けに配信中。Steamではリリース記念セールを開催中で、7月25日までの期間限定で定価の10%オフとなる税込1080円で購入可能。その他、プラットフォームによって価格は異なるため、詳細は各ストアページを参照されたい。