インディーJRPG大集結RPG『Infinite Alliance』発表、なんと無料で配信予定。人気ゲームが入り乱れる大胆クロスオーバー
Electric Airshipは5月30日、Critical Gamesが手がけるターン制RPG『Infinite Alliance』を発表。2026年中の無料配信を予定している。

パブリッシャーのElectric Airshipは5月30日、Critical Gamesが手がけるターン制RPG『Infinite Alliance』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/Switch 2/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One。リリースは2026年中となる見込み。
『Infinite Alliance』は多数のインディーJRPGのクロスオーバー作品である。Steamで公開されている、または公開予定となっている13本以上ものJRPGから登場したキャラクターたちが主人公・悪役として登場する。開発の中心となるのは『8-Bit Adventures』シリーズを手がけるCritical Gamesだが、ほかにも多くのクリエイターが協力するとのこと。本作はインディーJRPGシーンのさらなる活発化のために企画されたもので、無料で公開される予定だ。

戦闘システムはターン制RPGとして紹介されているが、スクリーンショットでは画面右上にキャラクターの行動順を示す表示が見受けられる。おそらく1ターンに各キャラクターが1回行動するようなシステムではなく、敵・味方の行動速度に基づいて、キャラクターごとに手番が回ってくる『ファイナルファンタジーX』や『Clair Obscur: Expedition 33』などに近いシステムだと思われる。
仲間キャラは9人でパーティーを組むことになるが、戦闘に1度に出られるのは3人のようだ。また、本稿執筆時点で発表されているだけでも仲間キャラとして10人が発表されているため、好きなキャラ9人を仲間に加え、その中から状況にあわせて3人を選択するのだろう。

登場キャラクターとして、『Chained Echoes』より過去の過ちに苦悩する傭兵Glenn、『8-Bit Adventures 2』より世界を救った英雄The Warrior(名前変更可能)、『Jack Move』より陰謀に立ち向かうハッカーの少女Noaなど、各作品から1名が参戦している。そのほかにも多くのキャラクターが登場することが予告されているため、詳細はSteamストアページを確認されたい。
背景がまったく異なる彼らが、それぞれの世界からどのように相まみえることになるのかは不明だが、多くの作品から敵・味方となるキャラクターが集まるお祭り作品のようになることだろう。登場キャラクターについては今後もさらなる発表があるという。
グラフィックはあたたかみのあるドット絵が採用されており、それぞれのキャラクターの出身作品を知らずとも個性が伝わってくるようなアニメーションで表現されている。ゲーム中の音楽は参加作品それぞれの音楽をベースにアレンジが加わったもので、好きなゲームが参加している場合はニヤリとできる部分もあるかもしれない。


本作の開発を手がけるCritical Gamesは、オーストラリアに拠点を置くインディーゲームデベロッパーだ。創業者であるJoshua Hallaran氏が個人で運営しており、プロジェクトごとにフリーランスのクリエイターと協力して開発をおこなっている。本作の開発体制も同様のかたちが取られる見込みで、外部との連携の経験が豊富なJoshua氏が中心となることで、多数の作品が関わるクロスオーバーが実現したものと思われる。
なお、本作は各種プラットフォームに完全に無料で公開されるとのことである。インディーJRPGをもっと盛り上げることを目的とした本作を通じて、これまでに知らなかった作品に出会うこともできるかもしれない。
『Infinite Alliance』はPC(Steam)/Nintendo Switch/Switch 2/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに開発中。リリースは2026年中の予定となっている。