『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』なんとまた発売延期、11月14日リリースへ。「今度こそ発売」を目指しクオリティアップ図る
レベルファイブは7月19日、『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』について、発売日を延期し、11月14日に変更すると発表した。発表にあわせて、動画も公開されている。

レベルファイブは7月19日、『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』について、発売日を8月22日から11月14日に変更すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)/Nintendo Switch/Switch 2/PS4/PS5/Xbox Series X|S。
『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』は、5200人以上の歴代の選手たちが登場する、『イナズマイレブン』シリーズの収集・育成サッカーRPGである。同シリーズは、レベルファイブが2008年に発売したニンテンドーDS向け収集・育成サッカーRPG『イナズマイレブン』に端を発する作品群だ。シリーズでは、これまでにスピンオフを含めて10本以上のコンソール向けゲーム作品がリリース。テレビアニメや漫画、アーケード向けゲームなども制作されてきた。
舞台となるのは初代『イナズマイレブン』から25年後の世界。新主人公の笹波雲明はサッカーのない世界を求めて、九州屈指の進学校である南雲原中へやってくる。そんな笹波雲明は円堂ハルたちと出会い、サッカーへの思いを取り戻し、失われたサッカー部復活に挑戦。日本一のサッカー部を目指すことになる。
ゲームモードとしては、クロニクルモードが存在。今作までのキャラ、総勢5200人以上、150チーム以上が登場し、プレイヤーはその中からメンバーを選び最強チームを作り上げる。同モードでは、さまざまなチームと試合をしながら、選手の収集や育成を進めていく。シリーズの全歴史の中を飛ぶ「イナズマVキャラバン」や、過去のチームと対決する「クロニクル対戦ルート」といった要素が用意されており、イナズマ全クロニクルから最強のイレブンをさがす旅が繰り広げられるという。
またキズナステーションでは、自分だけのイナズマワールドの作成が可能。オンライン対戦にも対応しており、自身のキズナタウンに遊びに来たフレンドとの対戦も可能となっている。
そんな本作は2016年に、シリーズ新プロジェクト『イナズマイレブンアレスの天秤』として発表された。2017年時点では各プラットフォームに向け2018年夏発売予定となっていたものの、2018年内に複数回の延期がおこなわれ、2019年に延期となった。そして2019年に『イナズマイレブン 英雄たちのグレートロード』へと改題されつつ、2020年春へと延期。その後も延期を重ねながら、2022年に『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』と再改題された後も延期が継続。2025年4月にとうとう発売日を8月22日とする発表がおこなわれ、ロードマップも公開されていた。
今回の発表では、再び発売日を延期することが伝えられ、11月14日への変更が明らかとなったかたち。延期の理由としては、コンテンツボリュームが想定以上となった影響で、音声収録、および多言語翻訳に時間を要していることを挙げている。なお発表にともない公開された動画では、本作の開発について最終段階に入ってきているとしており、今度こそ発売できると考えている、とのことだ。3か月ほどの延期により、多言語対応の品質向上や、ゲームのさらなるクオリティアップを図るようだ。
なお今回の発表にともなって発売後ロードマップも更新。デラックスエディションに向けた先行アクセスについては、11月11日から可能となるようだ。またクロニクルモードにおける「ギャラクシールート」「アレスの天秤ルート」の開放も、当初の予定より1か月ほど延期されている。動画では延期の概要のほか、進化した試合システムの紹介も兼ねて雷門中と帝国学園の試合の様子がフルで収められている。開発が難航してきたタイトルながらゲーム内容自体は順調に仕上がっていることもうかがえ、興味のある人は見てみるといいだろう。
『イナズマイレブン 英雄たちのヴィクトリーロード』は、PC(Steam)/Nintendo Switch/Switch 2/PS4/PS5/Xbox Series X|S向けに11月14日リリース予定。