まだ発売日は未定の『Hollow Knight: Silksong』を「9月にプレイアブル出展する」と、“ある博物館”が告知。それは発売前なのか、発売後なのか
オーストラリア映像博物館(ACMI)が9月18日より開催する、世界中のゲームを取り扱う企画展「Game Worlds」にて、『Hollow Knight: Silksong』がプレイアブル出展されるという。

オーストラリア映像博物館(ACMI)が9月18日より開催する、世界中のゲームを取り扱う企画展「Game Worlds」にて、『Hollow Knight: Silksong』がプレイアブル出展されるという。米IGNなどが報じている。
『Hollow Knight: Silksong』は、Team Cherryが手がけるメトロイドヴァニアアクションゲーム『Hollow Knight』の続編だ。存在が初めて明らかになったのは、2019年2月。もともとは『Hollow Knight』のDLCとして開発されていたが、当初の想定よりもはるかに大きなボリュームとなったために、独立した続編として発表された。しかし、初お披露目からは約3年にわたり続報がない状態が続く。2022年6月に「Xbox & Bethesda showcase」で新トレイラーの公開とともに「2023年上旬リリース予定」とアナウンスされたが、品質の確保のためにリリースは延期。ふたたび長い沈黙が続いた後に、2025年4月のニンテンドーダイレクトにて数秒のゲームプレイ映像とともに「2025年リリース予定」と告知された。本稿執筆時点でリリース日は未定である。

そんな本作が、ACMIにて9月に実施される企画展「Game Worlds」にてプレイアブル出品されるという。ACMIが「Game Worlds」の開催を告知したのは4月3日のこと(ACMI)。同企画展では、30本のゲームが展示され、そのうち20本はプレイ可能なかたちで展示されると紹介されている。30本のうち、名前つきで紹介されていた作品は『World of Warcraft』『The Sims』『Neopets』の3つだけだった。そして、これらのタイトルに続いて「期待されるオーストラリアの新作」と匂わせるような文言のみが添えられていた。
そして今回ACMIは、同企画展の紹介についてひっそりと更新(ACMI)。オーストラリア・アデレードを拠点とするTeam Cherryが手がける『Hollow Knight: Silksong』が出展されることが明言された。
さらにIGNがACMIの共同キュレーターであるBethan Johnson氏とJini Maxwell氏のコメントとして伝えるところによると、『Hollow Knight: Silksong』は館内にプレイアブル出展されるという。同時に「主人公となるホーネットの動きをアニメーション化する何百ものスプライト」「もっとも難しいボス戦の背後にあるロジック」も展示されるそうで、アートやデザインの観点から本作を掘り下げるとのことだ。

先述のとおり、本作は2025年内にリリース予定とのみ明かされている状況。体験版などの配信も予告されていない。そのため、 ACMIの「Game Worlds」は長らく待ち望まれてきた本作の、世界初のプレイアブル出展となる可能性があるわけだ。
なお「Game Worlds」について、Team Cherry公式アカウントや『Hollow Knight: Silksong』のWebサイトで触れている様子は見られない。同作が企画展までにリリースされるのか、企画展開催と同時リリースとなるのか、はたまた企画展が先行プレイの場となるのか、続報が待たれるところだ。
『Hollow Knight: Silksong』はPC(Steam/GOG.com/Humble Store)/Nintendo Switch 2/PS5/Xbox Series X|S/Xbox One向けに開発中。リリースは2025年中となる見込みだ。