50対50大規模FPS『Hell Let Loose: Vietnam』発表。ベトナム戦争の“激戦地”再現マップで、過酷ゲリラ戦に挑む

Team17は8月21日、『Hell Let Loose: Vietnam』を発表した。本作はベトナム戦争を題材とした大規模FPSゲームだ。

パブリッシャーのTeam17は8月21日、『Hell Let Loose: Vietnam』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|Sで、ストアページによれば日本語表示に対応する。2026年の発売を予定している。

『Hell Let Loose: Vietnam』はベトナム戦争を題材にしたFPSゲームだ。ベトナムのジャングル・峡谷・海岸・川などを舞台として、アメリカ軍とベトナム人民軍による極限の争いが描かれる。アメリカ軍の航空部隊がヘリコプターなどによる火力支援・物資補給を得意とするのに対し、ベトナム人民軍はトンネル網などを用いた奇襲攻撃、いわゆるゲリラ戦に長けている。50対50での大規模な戦いが繰り広げられる。

本作では大きく6つに分類された19の兵科から選択して戦う。兵科として「司令官」が存在するのも特徴で、司令官は分隊長に作戦を作戦を伝え、戦況をコントロールする役割を担う。勝利を掴むためには個々の分隊だけでなく、軍全体でチームワークを発揮する必要がある。

ゲームモードとしては、複数のセクターを奪い合う「Warfare」や、攻撃側と防衛側に分かれて戦う「Offensive」など、大人数FPSでは定番のルールが用意されている。そのほかにも新モードが4種類登場するようだ。また発売時点では6つのマップが実装され、いずれも大規模。マップは発売後のアップデートで追加予定だ。

本作は2021年にリリースされた『Hell Let Loose』の名前を冠した新作だ。前作は第二次世界大戦を題材としており、「オマハビーチ」や「スターリングラード」などの激戦地が、実際の偵察画像と衛星データをもとに再現されていた。本作でもベトナム戦争における重要なロケーションがマップとして落とし込まれることになるのだろう。50対50での大規模な戦闘や奥深い戦略性はそのまま、プレイヤーの機動力向上や迫撃砲部隊の役割の拡張など、さまざまな改善点なども含まれるという。より迫力のある戦闘が体験できそうだ。

開発を手がけるのは、イングランドを拠点とするスタジオ・Expression Gamesだ。前作『Hell Let Loose』はBlack Matterが開発を手がけていたが、2022年にTeam17がIPを買収。その後本シリーズはTeam17とExpression Gamesが共同開発契約を締結するかたちで手がけられていた。なおパブリッシャーTeam17はこのたびの発表にあたって、前作『Hell Let Loose』も引き続きサポートする姿勢を表明している。新作の発売に備えて、いまからプレイしてみるのもよいかもしれない。


『Hell Let Loose: Vietnam』はPC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに、2026年発売予定。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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