HD-2D版『ドラゴンクエスト III そして伝説へ…』全世界「200万本」突破。Steamでの大盛況もあってか、さっそく大台達成
スクウェア・エニックスは12月6日、HD-2D版『ドラゴンクエスト III そして伝説へ…』の全世界出荷・ダウンロード本数が200万本を突破したと発表した。11月14日の発売から約1か月での大台達成となる。
『ドラゴンクエスト III そして伝説へ…』(以下、ドラゴンクエスト III)は、エニックスが1988年にファミリーコンピュータ向けに発売したRPGだ。『ドラゴンクエスト』シリーズの3作目であり、「ロト」シリーズ3部作の最終作である。本作の主人公は16歳の誕生日を迎えた日に、父である勇敢な戦士オルテガの遺志を継ぎ、魔王バラモスを倒すという使命を与えられる。そうして世界を救うため、仲間たちと共に冒険を繰り広げることになる。仲間を3人選び、それぞれのメンバーに職業を与えながら冒険するシステムなどが特徴となっている。
HD-2D版では開発にアートディンクが参加し、ゲームエンジンにはUnreal Engineを採用。その名のとおり、ドット絵に奥行きのある3Dグラフィックを融合させたHD-2Dグラフィックが新たな持ち味となる。また新たな職業「まもの使い」などさまざまな新要素が加わっている。
本作はNintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S向けに11月14日に、Steam向けには時差の関係で日本時間11月15日に発売された。そこから1か月足らずとなる本日、本作の全世界出荷・ダウンロード本数が200万本を突破したことが発表された。リメイク作ながら、かなりの勢いで売り上げているようだ。
なお本作Steam版は、SteamDBによると、11月17日に約4万5000人の同時接続プレイヤー数を集める盛況となっていた。スクウェア・エニックスの買い切りゲーム(体験版なども除く)としては、歴代3位に位置する記録だ(関連記事)。PC(Steam)向けに同時展開されたことも、グローバルな売上好調に繋がっているのかもしれない。
ちなみにスクウェア・エニックスは今年5月にマルチプラットフォーム展開を強力に推進する方針転換を表明しており、この戦略が功を奏した一例といえそうだ(関連記事)。来年にはシリーズ第1作および第2作のHD-2Dリメイクとなる『ドラゴンクエストI&II』がNintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに発売予定。こちらもマルチプラットフォームでの同時発売になるとみられ、盛り上がりが注目される。
HD-2D版『ドラゴンクエスト III そして伝説へ…』は、Nintendo Switch/PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store)向けに発売中だ。