ケモミミ残虐高難度アクション『Frenzy Retribution』Steamにて今なら無料。続編を作るべく、まもなく有料化へ

HowlingRainは5月29日、『罪業狂襲FrenzyRetribution』を1ドル(約146円)へと有料化することを発表した。

インディーゲームスタジオのHowlingRainは5月29日、『罪業狂襲FrenzyRetribution』を1ドル(約146円)へと有料化することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。有料化の時期は未定ながら、ライブラリに追加しておけば、有料化後も無料でプレイすることが可能だ。

『Frenzy Retribution』は、獣耳の少女が戦うハイスピードな高難易度アクションゲームだ。舞台となるのはそびえ立つ鳥居や石の階段、闇夜を照らす提灯など日本風のオブジェクトが立ち並ぶSci-Fi世界。機械のような鎧をまとった敵へ攻撃するたびに血しぶきが舞い散る。スタンした敵には容赦なく四肢を切断する。そうして大量の敵を撃破しながら先へと進んでいくのだ。

本作にてプレイヤーは刀と薙刀を切り替えて戦う。隙の少ない弱攻撃とアーマーに対するダメージが高い強攻撃、ほぼすべての攻撃を無効化するパリィと無敵時間付きの回避など、基本的なアクションは揃ったキャラクターだ。弱攻撃と強攻撃の組み合わせで繰り出せるさまざまなコンボや、強攻撃の溜めによる居合など、多彩なアクションを駆使して敵を倒していく。また、コンボを維持することで攻撃力も上昇していく。しかしながら、同時に現れる大量の敵の殺意が高く、上手く立ち回らなければすぐに体力が削られてしまうだろう。

そして本作の最大の特徴は回復アイテムが存在しない点。敵を攻撃したりパリィに成功することでスタン値が蓄積し、最大まで蓄積すると敵が青く発光する。スタンした敵に対して処刑(Execution)ボタンを押すと四肢を切断する演出とともに体力が回復するのだ。もし体力がゼロになってしまった場合は、狂乱(Frenzy)モードへと移行。攻撃力が強化されるものの、制限時間が過ぎれば今度こそ力尽きてしまうため、攻撃して制限時間を伸ばすか処刑により回復して通常状態へと戻る必要がある。なお、狂乱モードは任意に発動することも可能だ。

本作の開発を手がけたFrenzyZoneは、南台科技大学マルチメディア・ゲーム科学学科の生徒6名によるチームだ。Unityにより1年程度で開発したという(関連記事)。本作は2019年11月にSteamにて無料公開され、Steamユーザーレビューは約1500件のうち、76%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。レビューでは戦闘のバランス調整不足が指摘されており、実際にプレイした筆者としても操作やシステムに慣れる余裕もなくいきなり大量の敵が押し寄せてくるため、序盤のハードルがかなり高い印象であった。一方でキャラクターや世界観、ゴア表現などは持ち味となっており、一定の評価を受けている作品だ。

そんな本作が1ドルへと有料化されることが発表された。発表によると続編開発資金の調達のためとされており、売上次第で本作をUnreal Engine 5に移植される見込み。また売上によらずとも本作の続編計画がすでに進行中だそうだ。有料化の時期は未発表ながら、Steamでは通例発表から1週間で有料化される作品が多いため、興味があれば早いうちにライブラリに追加しておくといいだろう。また同発表では、主人公がリアル調とアニメ調にリデザインされたモデルも公開されている。どちらが好みか教えてほしいと呼びかけられているため、発表ページにコメントを投稿するのもいいかもしれない。


ちなみに本作を販売するHowlingRainは、1月に美少女ローグライトアクション『エンドレスアリス』を、2月に美少女ローグライトTPS『サイオニックセントリー : インフィニット』を早期アクセス配信中で、いずれも「非常に好評」ステータスを獲得している(関連記事)。いずれも3Dアクションゲームとなっており、デモ版も配信中。興味のある人はこちらも試してみるといいだろう。

『罪業狂襲FrenzyRetribution』はPC(Steam)にて配信中。1ドル(約146円)へと有料化予定。ライブラリに追加しておけば、有料化後も無料でプレイすることが可能だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

記事本文: 69