“美しく腐る”北欧都市ステルスゲーム『エリクスホルム:奪われた夢』配信開始。疫病と汚職にまみれた街で、影に潜み敵を出し抜く
Nordcurrent Labsは7月15日、ステルスアドベンチャーゲーム『エリクスホルム:奪われた夢』をリリースした。

パブリッシャーのNordcurrent Labsは7月15日、ステルスアドベンチャーゲーム『エリクスホルム:奪われた夢』(以下、エリクスホルム)をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|Sで、ゲーム内は日本語表示に対応している。
本作は物語重視のステルスアクションゲームだ。舞台となるのは、1900年代初頭の北欧にインスパイアされた架空の都市「エリクスホルム」。主人公のハンナは裕福とはいえない暮らしのなか、弟のハーマンとふたりで暮らしていた。しかしある日突然、ハーマンが失踪。理由もわからぬまま、姉弟は警察に追われる身となってしまう。弟の行方を探そうとするハンナは、やがて巨大な陰謀に巻き込まれていく。

『エリクスホルム』の舞台となる街は、一見では活気あふれる美しい街とのこと。しかし政治は腐敗しており、疫病も流行。多くの人が苦しんでおり、社会には光と影が存在するという。そうしたなかで弟を追うハンナの冒険は、破滅的な連鎖を生んでいくとのこと。やがて街全体の運命を永遠に変えてしまう、革命の渦を引き起こすことになるそうだ。
ゲームプレイはクォータービューで展開していく。操作可能なキャラとしては主人公のハンナに加え、アルヴァとセバスチャンという仲間が登場。3人を操作し、切り替えながら進めていくことになるという。3人はそれぞれ独自のスキルをもっており、音を出して敵を陽動したり、あるいは隙をついて無力化したりすることが可能。プレイヤーはステルス行動を前提とし、3人を連携させて厳重な検問をかいくぐっていくことになるとのことだ。

本作を手がけるRiver End Gamesはスウェーデンに拠点を置くゲームスタジオだ。ゲーム業界のベテランが集まって設立した新興スタジオで、『バトルフィールド』シリーズや『ミラーズエッジ』、『リトルナイトメア』や『Unravel』などの開発に携わったスタッフが在籍しているという。スタジオとしては本作が初めての作品となるそうだ。
同スタジオは理念として、深い物語と満足のいくゲームプレイに、魅力的なグラフィックが融合した作品の制作を志しているとのこと。また開発者たちは以前から、世の中に北欧を舞台としたゲームが少ないと感じていたそうで、愛着のあるスカンジナビアの地をモデルにした作品を作りたかったそうだ。本作の開発も世界観の構築から出発しているという。
『エリクスホルム:奪われた夢』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。