退廃美メトロイドヴァニア『エンダーマグノリア』新アプデでとあるボス戦の難易度が緩和。弱体化されたのはボスではなく“厄介な雑魚敵”
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パブリッシャーのBinary Haze Interactiveは2月7日、『ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist』に向けてバージョン1.0.4を配信した。一部ボスが召喚してくるエネミーが弱体化を受けるなど、遊びやすさを向上させる調整・修正がおこなわれている。なお本稿にはゲーム後半のボスに関する言及があるため、閲覧の際は留意されたい。
本作は、暴走する人工生命体「ホムンクルス」によって滅びゆく終末世界を舞台とする探索型アクションRPGだ。『ENDER LILIES』の続編にあたり、前作の数十年後の物語が描かれる。前作に引き続き、アドグローブとLive Wireが共同開発。昨年3月より早期アクセスでの開発を経たのち、1月23日に大規模アップデートと共に正式リリースされ、高い人気を博している。
本作にて今回、バージョン1.0.4が配信開始された。調整やバグ修正が主体であり、なかでも大きな変更としてはボス「鉄の魔女リュサイ」に調整が加わった。リュサイが召喚するエネミーのダウン・状態異常耐性が下方修正されているとのこと。
リュサイは正式リリース時に実装された作中後半に登場するボスだ。箒のような武器に乗って空中を飛行し、テレポートも駆使しながらのらりくらりと動き回る戦法をとってくる。なかでも厄介なのが、戦闘中にエネミーを召喚してくる能力だ。エネミーは範囲回復技を備えており、自分だけでなくリュサイの体力も徐々に回復。いわば“ヒーラー”付きのボスとなっている。
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召喚されたエネミーはなかなかの耐久であり、倒しても何度も召喚される。また小型の敵ながらダウン耐性も低くはなく、いちど召喚されると回復を阻止するのが困難であった。そうした厄介さから、本作の中でも苦戦報告が特に多く続出しているボスの1体といえる。
今回はそうしたフィードバックを受けてか、リュサイが召喚するエネミーのダウン・状態異常耐性が下方修正。これまでよりも素早くダウンさせ、回復を阻止しやすくなった。ダウンさせたり、凍結などの状態異常を付与したりして、より効率よく対処が可能になっているだろう。ボスの手強さを維持しつつも、ストレスになりやすい回復技もちのエネミーが弱体化された格好だ。
このほか今回のアップデートでは、中層鉄骨街からデクランの館へ移動する道を認識しやすくなったりと、攻略しやすくなる変化がさまざま盛り込まれている。詳細は公式パッチノートを確認されたい。
リリース以来、早期アクセス配信時に引き続き高い評価が寄せられている本作。遊びやすさが大きな持ち味のゲームであり、ユーザーの声を反映しつつブラッシュアップが進められていることも好評の一因だろう。ちなみに本作では正式リリース時にプレイヤーが細かく難易度を設定可能なオプション機能も実装された。苦戦し続けているボス戦では、オプションで部分的に難易度を下げてみるのもいいかもしれない。
『ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist』は、PC(Steam)およびNintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S向けに販売中だ。