『エルデンリング ナイトレイン』屈指の強ボス「赤目の鈴玉狩り」をレベル1執行者で倒す猛者あらわる。“狩る”側

『エルデンリング ナイトレイン』の「赤目の鈴玉狩り」を、レベル1の執行者で倒す動画が複数のユーザーにより投じられており、注目を集めている。

エルデンリング ナイトレイン』にて、マップ上のボスの中で屈指の強敵と名高い「赤目の鈴玉狩り」。そんな赤目の鈴玉狩りを、レベル1の執行者で倒す動画が複数のユーザーにより投じられており、注目を集めている。

本作は、『エルデンリング』をベースとするサバイバルアクションゲームだ。シングルプレイまたは3人プレイに対応している。プレイヤーは夜の脅威にさらされるリムベルドにて、「夜渡り」として3日間を生き延びなければならない。リムベルドでは挑戦するたびに拠点や敵の場所、入手できるアイテムなどが毎回変化。過酷な2日間を乗り切り、最終日に待つ「夜の王」との戦いに挑む。

本作には『エルデンリング』に登場していたボスたちが多く実装されている。中でも「鈴玉狩り」は、本作にて改めて大きな注目を浴びているボスだ。というのも、本作では砦の地下などに赤く目の光る強化個体の鈴玉狩りがランダムで出現する。火力だけでなく耐久力も圧倒的な強化を受けており、プレイヤー間で恐怖の対象となっている様子がうかがえる。

ただYouTube上では最近になって、赤目の鈴玉狩りを「レベル1の執行者」で撃破する動画が複数投じられている。執行者はスキル「妖刀」を特徴とする夜渡りだ。妖刀を抜くと、構え状態に移行。この状態で敵の攻撃にタイミングをあわせてガードをすることで「弾き」が可能で、弾きに成功すれば敵の攻撃を100%カットしつつ、強靭を削ることができる。弾き続ければ体勢を崩させ、致命の一撃を叩きこむことが可能。『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(以下、SEKIRO)を彷彿とさせる戦いができる夜渡りだ。

とはいえいつでも弾きが可能な『SEKIRO』とは違って、弾きをおこなうためには「妖刀」を構える必要がある。構え状態では移動が遅くなるほか、回避の性能も低下。リスクを背負いながら敵の攻撃を的確に弾く必要があるテクニカルなキャラとなっている。

そんな執行者を鮮やかに使いこなし、レベル1で赤目の鈴玉狩りを葬る猛者が現れているわけだ。たとえばYouTuberのONGBAL氏の動画では、約3分半で赤目の鈴玉狩りの撃破に成功している。同氏は『SEKIRO』や『エルデンリング』をはじめとするさまざまな高難易度ゲームにて、レベル1といった縛りを設けてボス戦をこなしてきた人物。『エルデンリング ナイトレイン』においてもこれまで複数の常世の王のノーダメージ撃破動画などを投じてきた。今回は赤目の鈴玉狩りが同氏の標的となったわけだ。

動画のBGMは編集で『SEKIRO』のものに差し替えられており、さながら『SEKIRO』のボス戦のように赤目の鈴玉狩りとの戦いが繰り広げられている。おそらくほとんどの攻撃で一撃死するとみられるなか、正確に鈴玉狩りの攻撃を弾き続ける見事なプレイングを見せている。また特筆すべきは、妖刀の「納刀時の弾き判定」を活用している点。妖刀は納刀する際に弾き判定があり、通常の弾きでは吹き飛ばされるような攻撃を弾いても踏みとどまることが可能。敵に隙が生じる攻撃を見極めて納刀弾きすれば、距離を開けずにすぐさま反撃に転じることができるわけだ。

また妖刀のダメージは通常武器よりも低く出血の状態異常値を蓄積させることもできない。そのため妖刀では弾きに専念し、反撃時には通常攻撃に切り替えることで火力を底上げしているかたちだろう。とはいえいちど納刀してしまうと、もし直後に攻撃があれば被弾に繋がりうる。そのためONGBAL氏は“追撃がないタイミング”を的確に見極めて納刀弾きを繰り出し、反撃を挟んでいるとみられる。

なお先述したようにYouTube上にはすでに複数のユーザーにより、レベル1執行者による赤目の鈴玉狩り撃破動画が投じられている。強敵として大きな話題を呼んだ赤目の鈴玉狩りも、研究を重ねた猛者の手によりねじ伏せられているようだ。とはいえ夜の王や常夜の王と同列のような扱いで、フィールドボスである赤目の鈴玉狩りが縛りプレイのターゲットになっている点は注目したいところ。複数の猛者の“腕試し相手”になっていることから、むしろ改めてその強さがうかがい知れる。

エルデンリング ナイトレイン(ELDEN RING NIGHTREIGN)』はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中だ。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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