『エルデンリング ナイトレイン』にて“初手「ノクラテオ」直行ムーブ”が考案される。追跡者限定の忍者ショートカット

『エルデンリング ナイトレイン』にて、初日から「隠れ都ノクラテオ」に直行するという戦法がとあるユーザーによって提唱され話題となっている。

エルデンリング ナイトレイン』にて、初日から「隠れ都ノクラテオ」に直行するという戦法がとあるユーザーによって提唱され話題となっている。なお、本稿では複数の地変に関する情報が含まれるため、閲覧の際は留意されたい。

本作は、『エルデンリング』の世界観をベースとするサバイバルアクションゲームだ。シングルプレイまたは3人プレイに対応している。プレイヤーは夜の脅威にさらされるリムベルドにて、「夜渡り」として3日間を生き延びなければならない。リムベルドでは挑戦するたびに拠点や敵の場所、入手できるアイテムなどが毎回変化する。過酷な2日間を乗り切り、最終日に待つ「夜の王」との戦いに挑む。

本作には「地変」と呼ばれる要素が存在する。基本的にランダムで発生するイベントであり、地変が発生した場合、リムベルドの地形そのものが大きく変化する。巨大な火口が出現したり、荘厳な山嶺がそびえ立ったりなど、本作のゲームプレイにアクセントをもたらしてくれる。攻略することができれば特別な報酬が手に入るため、発生した際には積極的に踏破を目指したいところ。

そんな地変の中でも、ひときわ異彩を放つのが「隠れ都ノクラテオ」だ。ノクラテオは夜の王を計7種類倒すことで開放される作中最後の地変。ノクラテオが発生した場合、マップの南西部には圧倒的な大きさの城郭都市が出現。最奥の大聖堂に潜む「暗黒の落とし子」の撃破を目指し、プレイヤーは強敵がはびこる内部へと足を踏み入れることになる。

このノクラテオに関して、海外掲示板のRedditに投稿されたあるポストが話題となっている。RedditユーザーのGallicaEnjoyer氏は、初日のレベル1の状態でノクラテオに突入し、9レベルで脱出することができたと報告。通常であれば2日目の攻略を目指すことが多い地変に、なんとゲーム開始直後の初っ端から向かうという衝撃のムーブを紹介している。


なお筆者が実際に検証してみたところ、円の収縮具合によっては同氏の提唱しているルートを全て辿ることができなかった。そこで本稿では、このうち比較的安定して早期にレベル6を達成することが可能な序盤の動きについて、筆者なりの解説も交えながら紹介したい。なお理由は後述するが、同氏はソロでの使用を推奨している。

まずプレイヤーは追跡者を選択し、マップの西側、すなわち正面向かって右端の壁面へと走る。ここで崖に向かってスキル「クローショット」を使用することで、壁面の突起へとよじ登り、城内のルートを大幅にショートカットすることができる。なお、同氏は動画にてスキルを1回しか使っていないが、「スキルの使用回数+1」の効果をもった遺物を装備し、スキルを2回連続で使うようにすると失敗しにくいだろう。

そして屋根を伝いながら、祝福のある広場まで移動。そこから霊脈ジャンプをし、またスキルを使いながら屋根を飛び移っていく。そうして長い橋の上まで辿りつくことができるはずだ。この橋の側面には、姿が「暗黒の落とし子」と瓜二つの敵「アステール」が張り付いている。このアステールは、一定の体力を削ることで撃退することができるという特殊な仕様をもつ。

そこで活用するのが、橋の上にある死体から出る「魔力壺」だ。筆者が確認する限り、それぞれの死体からは確定で魔力壺が2つドロップするとみられ、ここで計4つの魔力壺を入手可能。それを壁に張り付いているアステールに向かって全て投げることで、ちょうど撃退することができるのだ。こうして報酬として2万ルーンを獲得。道なりに進んだ先にある祝福にて、レベルを3まで上げることができる。

ここから先は、ノクラテオの通称「右ルート」の一部を進むことになる。段差を降りて進んだ先から霊脈ジャンプで上昇。階段を少し降りた通路には「霊廟騎士」が出現するためこれを倒す。この場所に隠された大きな宝箱からは、確定でレア以上の装備を取得することができる。

おおよそこのくらいの頃に、最初の円の収縮が始まるはずだ。もし円がマップ北側に逸れる場合にはここで脱出を目指さなくてはならないため、仕上げに少し降りたところに出現する「王族の幽鬼」を倒しにいく。なおプレイヤーはこの時点でまだレベル3であり、王族の幽鬼はかなり危険な相手。しかし、追跡者のアーツを使うことで瞬殺することが可能だ。さきほど霊廟騎士と戦ったのもアーツゲージを溜めるためである。まだゲージが溜まっていない場合には、霊脈ジャンプの付近にいる「霊廟の雑兵」たちを倒して溜めよう。

そして王族の幽鬼に対して追跡者のアーツを放ったのちに致命を入れ、あとはダメージを受けないように気を付けながら数回切りつければ討伐完了だ。王族の幽鬼は致命を入れるのが少し難しいため、アーツを放つ位置などには気を付ける必要があるだろう。

あとは最初に霊脈ジャンプをした広間まで戻り、そこから屋根を伝って脱出だ。1回目の円収縮の時点でレベル6に到達。ここまでの道中にはスカラベが沸くポイントが複数箇所あるため、強力なタリスマンを入手できるチャンスもあり、確定で入手できるレア装備と合わせるとまずまずの結果といったところだろうか。

ところで、もし周辺がまだ円の中に飲まれていない場合には、城内に残って敵を倒すことが可能。筆者がこのパターンを引いた際には、右ルートの敵を一掃しながらレベル上げを続け、1日目の終わりにはレベル9に到達した。なおGallicaEnjoyer氏が示すルートを実行できれば、レベル10も視野に入るという。先述したとおり円収縮の運が絡む上に、追跡者のスキルを使ったショートカットなども取り入れられており、筆者が試す限りはかなり難しいルートであった。しかし、1日目の終わりにレベル10というのは、マップ中央に出現する砦にて坩堝の騎士を狩りつくしたパターンなどで見られるかなり早いペース。もし達成できたなら、2日目にノクラテオに戻り、もう一方の左ルートを攻略するといった流れも良さそうだ。

ちなみにGallicaEnjoyer氏によれば、マルチプレイではアステールの体力が変動するため、ちょうど魔力壺4つで撃退することができなくなるという。そのほか、追跡者でないとショートカットができない点を鑑みても、今回紹介したムーブはソロプレイの際に実行するのがよいだろう。

とはいえ、開始直後からいきなり地変の発生場所へと突入するという一見無謀にも思える立ち回りは、実際に試してみるとなかなかに効果的だと感じた。なお各地変については、まだまだプレイヤー間でルート取りが模索されている状況。「火口」や「山嶺」においても、ルートを大幅に短縮するショートカットなどが発見されてきた(関連記事)。今回紹介した動きも参考にしつつ、自分なりの新しいルートを開拓してみてはいかがだろうか。

エルデンリング ナイトレイン(ELDEN RING NIGHTREIGN)』はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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