『エルデンリング ナイトレイン』で「3ゲージ蘇生」に必要な攻撃回数、実は3倍どころじゃない。実際に検証してみた
『エルデンリング ナイトレイン(ELDEN RING NIGHTREIGN)』の蘇生システムにおいては、必要なダメージ量がダウン回数に応じてかなり増加していくという。検証して確かめてみた。

フロム・ソフトウェアは5月30日、『エルデンリング ナイトレイン(ELDEN RING NIGHTREIGN)』を発売した。本作には、瀕死状態の味方を攻撃することで蘇生できるというシステムが存在するが、必要なダメージ量はダウン回数に応じてかなり増加していくといったユーザー報告が見られる(PC Gamer)。そこで弊誌編集部でも実際に検証をおこなってみた。
本作は、『エルデンリング』をベースとするサバイバルアクションゲームだ。シングルプレイまたは3人プレイに対応している。プレイヤーは夜の脅威にさらされるリムベルドにて、「夜渡り」として3日間を生き延びなければならない。リムベルドでは挑戦するたびに拠点や敵の場所、入手できるアイテムなどが毎回変化する。過酷な2日間を乗り切り、最終日に待つ「夜の王」との戦いに挑む。

本作における特徴の1つに、瀕死状態の味方を攻撃することで蘇生可能というシステムがある。瀕死となった味方の頭上には円形のゲージが出現し、ダメージを与えてこれを減らしきることで蘇生されるのだ。プレイヤーが連続でダウンした場合、ゲージが最大3本まで増えていき蘇生に必要な攻撃回数が多くなるが、ダウン回数に応じてゲージの削りにくさも上昇するという推察がおこなわれている。というのも3ゲージの蘇生では、1ゲージの蘇生の3倍を大きく超える攻撃回数が必要となるようだ。そこで、本稿では編集部でおこなった検証の結果をお伝えしたい。なおボタン表記はDualSenseに準拠している。
まず試しにレディで初期装備「レディの短剣」を使用し、R1攻撃の初段のみを連続で当てて味方の蘇生をおこなってみることに。1ゲージの蘇生にはちょうど4回の攻撃が必要なのに対し、2ゲージの蘇生には9回、そして3ゲージの蘇生には24回の攻撃が必要となった。つまり3ゲージの蘇生には、1ゲージの蘇生と比べて6倍の攻撃回数が必要となるかたち。

さらに、追跡者で初期装備「追跡者の大剣」を用いて同様にR1攻撃の初段のみで蘇生をしてみたところ、1ゲージでの蘇生には2回、また3ゲージでの蘇生には12回の攻撃を要した。3ゲージの蘇生ではやはり、1ゲージの蘇生時の6倍の攻撃を加えないと蘇生することができない。ゲージが増えるにつれて、ゲージ1本あたりの必要攻撃回数も増加しているというわけだ。

また、レディに「追跡者の大剣」を持たせても同じ値となったため、能力補正などは適用されないようだ。鍛石を使って武器を強化し攻撃力を上げた場合でも必要な攻撃回数は変わらず、同じ武器種であればレアリティや攻撃力によって蘇生に必要なダメージは変動しないとみられる。
ここまでの結果をまとめると、本作では武器の攻撃力ではなく、武器種に応じて蘇生ゲージを減らせる量が固定されている模様。たとえば、大剣は短剣に対し、蘇生時にちょうど2倍のダメージが設定されているようだ。またそれぞれの武器種で蘇生の際に必要となる攻撃回数を見るに、瀕死時のゲージの長さに応じて“ゲージの減らしにくさ”に補正がかかっていると予想される。2ゲージでは1.125倍の補正がかかり、総必要ダメージは2.25倍に。3ゲージでは2倍の補正がかかり、総必要ダメージは6倍になっていることがうかがえる。

このほか蘇生ゲージは攻撃を当て続けないと戻っていく仕様。今回の検証では1ゲージ、2ゲージ、3ゲージと増えるにつれて、ゲージが戻るスピードも速くなっていくことが確認できた。3ゲージに達した場合は攻撃回数が増えるだけでなく、素早く攻撃を当て続ける必要もあるわけだ。
実際のところ、2ゲージまでは各種アーツなどを活用すればある程度蘇生しやすいが、3ゲージになってしまった場合、特に強敵との戦闘中には蘇生が非常に困難となる。立て続けに攻撃を当てないとゲージが戻ってしまうため、味方と息を合わせて一気に殴りきる必要があるだろう。ちなみに、マップに点在する祝福に触れることでゲージの長さを1ゲージにリセット可能。連続でダウンしている場合には、一度落ち着いて祝福に触りにいくといった作戦も取り入れてみてほしい。
『エルデンリング ナイトレイン(ELDEN RING NIGHTREIGN)』はPC(Steam)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに発売中だ。