“ガチ戦闘”サバイバルクラフト『クラウドハイム』国内発売決定。最大4人プレイ対応、物理演算本格コンボアクション冒険生活ゲーム
Nextingは5月1日、『クラウドハイム』について、国内向けのローカライズ・販売をおこなうと発表した。ラグナロクによって崩壊した世界を舞台とする協力型アクションRPGだ。

ゲームマーケティング会社のNextingは5月1日、Noodle Cat Gamesが手がけるアクションRPG『クラウドハイム』について、国内向けのローカライズ・販売をおこなうと発表した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S。2025年第3四半期のリリースが予定されている。
『クラウドハイム』はラグナロクによって崩壊した世界を舞台とする協力型アクションRPG。ソロプレイのほか、最大4人でのオンライン協力プレイに対応している。プレイヤーはバトルやクラフトによって、北欧神話風の世界でかつての栄光を取り戻していく。アクションRPGをベースに、サバイバルゲームや建設ゲームなどといったさまざまなジャンルの要素を含んだ作品だ。

探索をおこなう島の各所には不思議なポータルが存在しており、強力な敵や貴重なアイテムで満ちた危険なダンジョンに通じている。ダンジョンから持ち帰った素材からは、戦闘で使用する装備やアクセサリーなどをクラフトすることができる。なお本作では従来のようなインベントリ画面を用いず、フィールド上にアイテムを並べたりすることでクラフトをおこなう没入型のクラフトシステムが採用されている。
プレイヤーの拠点となるのは、朽ちた神の力を宿す「オーディンシェル」という名の巨大な古代の亀。この場所では空間を自由にカスタマイズすることができ、プレイヤーの作業場を拡張したり、クラフトしたアイテムを他の世界から訪れるお客さんに販売するショップを経営することが可能。評判をあげればより多くのお金持ちがショップを訪れてくれる。商品の在庫管理をおこなう経営ゲーム的な側面もあるようだ。

また物理演算によるバトルシステムも特徴。戦闘には「格闘ゲーム」から着想を得たコンボアクションが取り入れられており、プレイヤーは空中で敵をお手玉し、コンボをアドリブで組み立てながら攻撃をおこなっていく。滞空させた時間が長いほど、落下時のダメージが増加するとのこと。なお使用する武器種に応じてクラスが変化し、さまざまな戦闘スタイルが楽しめる。さらに、クールダウン中でもペナルティ付きでスキルを使うことができる「マナバーン」システムも公開されている。使用しすぎると代償として移動速度が極端に低下し、次に少しでも攻撃を受けたら倒れてしまうハイリスクな状態になるという。

本作は2月に発表されたタイトルで、このたびNextingによって日本展開がおこなわれることが告知された。同社によって国内向けのローカライズや販売がサポートされるという。なお、本作は先日よりクローズドベータへの参加登録受付が始まっており、招待が届いたプレイヤーはテスターとして参加できるようだ。プレイテストは今後複数回にわたって実施され、それぞれ対象プラットフォームや参加条件などが異なるという。本作をいち早く体験したい方はチェックしてみてほしい。
本作の開発を手がけるNoodle Cat Gamesは、元Epic Games所属のDavid Hunt氏らによって共同創業されたスタジオだ。Hunt氏は約30年の業界経験をもち『フォートナイト』のリードデザイナーを務めていた人物で、それ以外のメンバーもElectronic ArtsやBioWareなどさまざまな有名企業から集まったベテラン揃いだという。ところで、同スタジオは創業時から完全リモート制や充実した福利厚生などをアピールしている。ブログでは、ハードな就業体制が業界標準になってしまっているとして、健全かつクリエイティブな環境でより革新的なゲームを生み出したいとの狙いが語られている。ゲーム業界に新風を吹き込むという意気込みを見せる、同スタジオのデビュー作に期待したい。
『クラウドハイム』は2025年第3四半期、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに配信予定。ゲーム内表示は日本語に対応する。