人気モンスター狩りゲーム『Dauntless』5月30日にサービス終了へ。アプデで大不評喰らいレイオフで力尽きる
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デベロッパーのPhoenix Labsは2月25日、『Dauntless(ドーントレス)』のコンテンツ追加およびアップデートを今後行わないことを発表した。また、同作のサービスを日本時間5月30日に終了し、以降プレイヤーは同作をプレイできなくなると伝えている。
『Dauntless』は、最大4人での協力プレイに対応したオンライン・アクションRPG。スレイヤーとなったプレイヤーは、ベヒモスと呼ばれる邪悪なモンスターを討伐していく。PC・コンソール含め幅広いプラットフォームで展開されており、クロスプレイ・クロスプログレッションにも対応している。基本プレイ無料のハンティング・アクションゲームとして、一時期は高い人気を誇っていた作品だ。
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昨年12月にはSteam版が登場し、それに合わせて大型アップデート「Awakening」が配信。しかし、このアップデートに対しユーザーから多くの不満が寄せられた。進捗システムの大幅な変更や、課金コンテンツに対する姿勢の変化などで、同作の評価を大きく落とすことに(関連記事)。Steamユーザーレビューは、執筆現在においても好評率わずか17%の「圧倒的に不評」ステータスとなっている。
そうした中で開発スタジオPhoenix Labsは改善に取り組んでいくと表明していたものの、その最初のステップとして1月17日に開幕予定であった新シーズンが突如延期。その後同スタジオでの大規模なレイオフが報じられた(関連記事)。これまで複数回行われてきた人員削減の中でも特に大規模なものとされており、開発スタッフの大半に影響が及んだ模様。従業員の多くが同スタジオを去ることになり、開発体制も大きく変化したものとみられる。
そして、今回同作がサービス終了予定であることが発表された。今後はコンテンツの追加やアップデートは行われないとされている。また、日本時間5月30日16時45分以降、プレイヤーは同作をプレイできなくなるとのこと。
開発チームとしては再起を図っていたものの、レイオフの影響もあってか叶わなかったかたちだ。なお同スタジオは買い切り型ゲーム『Fae Farm』なども手がけてきた一方で、継続的にサービス展開。『Dauntless』は収益の柱として想定されていたとみられる。同スタジオの存続も含め、今後の動向も注目されるところだろう。
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『Dauntless(ドーントレス)』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに基本プレイ無料にて配信中。