マルチ強盗FPS『PAYDAY 3』、新大型アプデで「ファースト・ワールド・バンク」リメイク実装。生まれ変わったシリーズ恒例の銀行にギャングが殴り込み

Starbreeze Studiosは12月10日、クライムFPS『PAYDAY 3』に向けてPatch1.5.0を配信した。マップ「ファースト・ワールド・バンク」がリメイクされ、無料コンテンツとして実装されている。

デベロッパーのStarbreeze Studiosは12月10日、クライムFPS『PAYDAY 3』に向けてPatch1.5.0を配信した。本アップデートでは、過去作『PAYDAY: The Heist』ならびに『PAYDAY 2』にも登場したマップ「ファースト・ワールド・バンク」がリメイクされ、無料コンテンツとして実装されている。

『PAYDAY 3』は、オンライン4人協力プレイ対応のクライムFPS『PAYDAY』シリーズの最新作だ。アメリカ・ワシントンDCを舞台とした前作『PAYDAY 2』から数年後、犯罪集団Payday Gangはニューヨークにて新たな強盗計画に挑む。本稿では本日12月10日に配信された「Patch1.5.0」の主要な変更点を以下に紹介していこう。


まず本パッチの目玉であるリメイクマップ「ファースト・ワールド・バンク」は第1作『PAYDAY: The Heist』ならびに前作『PAYDAY 2』にも登場し、シリーズを通して実装されてきた恒例マップとなっている。本ステージは隠密を目的とするステルス、そして銃撃戦を目的とするラウドの両方でプレイ可能。上下階に分かれ、左右にも要所が存在する大掛かりなステージとなっている。

なお公式ブログの説明によると、本作における「ファースト・ワールド・バンク」には調整が加えられているようだ。まず前作との大きな変更点として、隠密行動における作業工程が数段階増えている点が挙げられるようだ。そのかわりマップ中央に銀行の左右へと繋がる階段が追加され、移動がスムーズになるような設計がなされている。さらに工程の後半ではバッグを近場のカートに詰められるより、バッグ運搬の手間が短縮されている。隠密行動のメリハリを増やし、後半の作業的ゲームプレイが削減されたかたちだ。

また直近の公式ブログ発表では、「ファースト・ワールド・バンク」で伝統となっている隠し要素「シークレット」の存在についても触れられている。シークレットとは、本シリーズを通して恒例とされてきたゲーム内外にヒントを散りばめる謎解きゲームだ。「ファースト・ワールド・バンク」では「オーバードリル」と呼ばれる、解除まで30分(もしくは2時間)を有する謎解きが恒例とされてきたが、公式ブログの発表によると『PAYDAY 3』においては内容を変更するとのこと。「ファースト・ワールド・バンク」実装段階で隠しステージは用意されておらず、後日“新たな謎解き”を発表するようだ。往来のファンをも楽しませる新たな謎解きに期待しよう。

なお同ブログポストにおいては、週替わりのリーダーボードの追加も告知。リーダーボードはプレイヤーのキル数や運搬されたバッグ数などが基準とされており、参加を希望するプレイヤーが競い合う事が可能となっている。

Patch1.5.0においては、ほかにも警備員が後ろ向きに歩行してしまう不具合、VOIP関連の不具合の修正や、CPUが出血状態でダウンしてしまった場合、ほかのCPUが蘇生するようになるなどの調整がなされている。なお既知の問題として、プレイヤーの武器レベルに関係なく全武器レベルが「最大レベル」と表示される不具合が発生することがあるという。あくまで表示上のバグでありアップグレードは正しくおこなわれるそうなので、留意されたい。ほかにも細かな武器調整、クロスヘア設定の実装、バグ修正などについても言及されているため、気になる人は公式パッチノート(英文)を確認されたい。

『PAYDAY 3』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/Microsoft Store)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中。

Mayo Kawano
Mayo Kawano

豪州在住の薬剤師およびにゲーム翻訳者。サバイバルクラフトゲームを主食として、ステルスゲームはデザートとする。

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