終末ハードコア戦略ゲーム『自由の鎖』発売。巧みなステルス・位置取りで敵の裏をかく、ターン制タクティカル銃撃戦
Nordcurrent Labsは4月15日、『自由の鎖(Chains of Freedom)』を発売した。終末世界を舞台とする、見下ろし視点のターン制ストラテジーゲームだ。

NordcurrentのパブリッシングレーベルNordcurrent Labsは4月15日、『自由の鎖(Chains of Freedom)』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S。ゲーム内は日本語表示に対応している。
『自由の鎖』は、見下ろし視点のターン制ストラテジーゲームだ。舞台となるのは、隕石の衝突により有害な病気が蔓延して荒廃した終末世界。プレイヤーは東欧の国に所属するエリート軍事部隊を率い、無法者や超自然的な変異体が跋扈する危険な地で困難なミッションに挑むこととなる。本作では、国を脅かす陰謀に深く関わることとなり、予想を裏切る展開やどんでん返しに満ちたストーリーが展開されるという。プレイヤーの手で真実を見極めて国と自由を守るのだ。
本作のゲームプレイは、おもに探索パートと戦闘パートに分けられ、それぞれシームレスに移行するようになっている。探索パートでは、廃墟と化した都市や大自然の奥地などの複雑で広大なロケーションを自由に探索し、装備や素材を手に入れたり、人々と話して情報を集めたりしながら先へと進んでいく。そして、探索する中で敵と遭遇することで戦闘パートに突入する。
戦闘パートは、自ターンと敵ターンが交互に進行。軍事部隊のメンバーにはそれぞれ異なる能力と行動力が設定されており、移動や銃による攻撃などによって行動力が消費される。攻撃目標との距離や遮蔽物の位置などによって命中率が変化するため、行動力内で適切な位置に移動して攻撃する必要がある。また、敵の攻撃に備えるために、ときには安全な場所に退避する必要もあるだろう。敵の動きを予測して行動力をどのように使うのか、ひとつの決断が生死を分ける戦略的なバトルとなっている。なお、探索中の敵との戦闘はステルスにより回避したり、有利な位置から戦闘を開始することも可能だ。


また、本作では銃だけでなく、斧や火炎放射器、迫撃砲など多数の武器が存在。各地で見つかるバイオクリスタルを多彩に組み合わせて、キャラクターの能力を強化することもできる。弾薬などのクラフト要素も用意されており、隅々まで探索することでより多くの装備品や消耗品を入手し、部隊を強力にカスタマイズすることで戦闘を有利に運ぶのだ。
そんな本作が4月15日に発売された。本作は2月よりデモ版が配信されており、Steamユーザーレビューでは180件のうち88%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。製品版は発売直後のため母数は少ないながら25件のうち92%が好評とする「好評」ステータスを獲得している。戦闘パートの堅実な作りに加え、探索とイベントのゲームサイクルのテンポの良さも評価されているようだ。また、サバイバルホラーの要素がある点から、複数のレビューで『バイオハザード』になぞらえる感想が見られるのも印象的だ。高評価を受けて週末にかけての盛り上がりも注目される。
『自由の鎖』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS5/PS4/Xbox Series X|S向けに配信中。販売価格はPC版が税込2800円、PS5/PS4版が税込2970円、Xbox Series S|X版が税込2900円となっている。