兵器サンドボックス『Besiege(ビシージ)』大型アプデで「自動スローモーション」や一部ステージ改修などいろいろ刷新。リリース10周年を祝う記念アプデ

Spiderling Studiosは1月31日、『Besiege(ビシージ)』の10周年記念アップデートを実施。一部ステージのリニューアルや処理落ち対策としての自動スローモーション機能などが追加されている。

デベロッパーのSpiderling Studiosは1月31日、『Besiege(ビシージ)』の10周年記念アップデートを実施。一部ステージのリニューアルや、処理落ち対策機能が実装されるなど、さまざまな要素が大きくアップデートされている。

『Besiege』は物理演算を活用した戦闘マシン構築ゲームだ。Steamにて2015年1月より早期アクセス配信が開始され、2020年2月に正式リリース。その後Xbox Series X|S/Xbox One向けに展開。2024年12月12日には、Nintendo Switch/PS5/PS4にもリリースされた。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約4万4000件中95%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。高い評価が寄せられている人気作品となっている。

そんな本作に向けて、今年1月31日、10周年記念アップデートが実施された。同アップデートではトルブリンド島(TOLBRYND)の最終ステージが改修。Spiderling Studiosによれば最終ステージについては前々から満足いっていなかったとのことで、より面白くなるように作り直すことにしたという。一度クリアしてしまったプレイヤーも、再度挑戦してみるのもいいだろう。

また高負荷状況にてフレームレートが低下した際に自動スローモーションになる機能もオプションとして実装された。機能が有効になっている際には、大きな爆発や衝突が発生した瞬間、自動的にゲームがスローモーションになる。決定的瞬間を映像やスクリーンショットとして残しておきたい場合に有効な機能ともなるだろう。

さらに、2015年に早期アクセス配信されたバージョンの『Besiege』が、再びプレイ可能となった。遊ぶ際には、Steamライブラリから『Besiege』の「プロパティ」を選択、「ベータ」タブから「Alpha Besiege」を選択することでプレイ可能となる。

10年の間に本作は数多くのアップデートによって進化してきた。たとえば2017年にはマルチプレイヤーモードとレベルエディターが実装。2020年の正式リリースにおいては、新たな島クロルマ(KROLMAR)や特定の条件で作動する論理/オートメーションブロックなどが追加された。また有料DLCとして、「海」の概念を追加した「The Splintered Sea」も2024年4月にリリース。そうした進化を経る前の“原初”ともいえる『Besiege』に、この機会に触れてみてもいいだろう。

なおSpiderling Studiosによれば、2025年には『Besiege』に向けてさらに多くのコンテンツが登場する予定とされている。ロードマップは後日の公開とのことで、10年を迎え、11年目に入らんとする『Besiege』の今後にも注目されるところだ。

『Besiege』はPC(Steam/Microsoft Store)/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/PS5/PS4向けに販売中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

記事本文: 1017