『Balatro』の“公式発音”がついに音声付きで明かされる。でも好きに呼んでOK

ゲームジャーナリストのStephen Totilo氏が、『Balatro』販売元Playstackのマーケティング責任者に直接訪ね、『Balatro』の“正式な発音”を確認したという。

ゲームジャーナリストのStephen Totilo氏は3月27日、ゲームメディアGame Fileにて「発音ガイド:『Balatro』の発音の仕方(Pronunciation guide: How to say “Balatro”)」を公開。Totilo氏によれば、『Balatro』販売元Playstackのマーケティング責任者に尋ね、本作開発者のLocalThunk氏が『Balatro』をどのように発音しているかの回答を得たという。

『Balatro』はトランプのポーカーを題材にしたデッキ構築型ローグライクゲームだ。Playstackが販売を担当し、開発はLocalThunk氏が手がけている。本作では基本的にデッキからカードを8枚引き、そこから最大5枚選択してポーカーの役を作る。そして150種類にも及ぶジョーカーカードなど、多種多様な効果を持つ特殊カードを活用し、カードの相乗効果で膨大なスコアを叩き出してノルマの達成を目指す。

Totilo氏がGame Fileにて公開した記事によると、先日実施されたゲーム開発者会議(GDC)で同氏は、Playstackのビデオマーケティング責任者であるNaman Budhwar氏と話をしたという。そこでBudhwar氏に、LocalThunk氏が普段どのように『Balatro』を発音しているかと尋ねたそうだ。するとBudhwar氏により、LocalThunk氏が「BAH-luh-trow」と発音していることが明かされた。Game Fileの記事ではBudhwar氏による読み上げ音声も紹介されており、日本語で表記をするのであれば、バにアクセントをおきつつ、「バラトロゥ」といった風に発音するのが“正しい発音”のようだ。Playstackのスタッフも同氏にならって、同様の発音をしているとのこと。

『Balatro』の発音については、以前よりたびたび話題となっていた。古代ローマで道化師を指す言葉とされている「Balatro」は、そもそも単語になじみが薄いこともあり、ユーザーによって異なる発音がされていた。またLocalThunk氏は過去にたびたび「発音の仕方はわからない」「どのような発音でもいい」とユーザーに伝えており、昨年11月には冗談交じりに、「『Balatro』は“balatro”と発音すれば良い」と回答していた(関連記事)。

今回はそんな『Balatro』について、音声をともなった“正しい発音”が伝えられたかたち。とはいえ今回の記事でも、LocalThunk氏はユーザーがどういった発音で本作を読んでまったく気にしていないことが改めて伝えられた。判明した「BAH-luh-trow」との発音も、同氏が『Balatro』について話すときの発音例に過ぎないということだろう。“正しい発音”を気にすることなく、これからも思い思いの発音で『Balatro』を呼ぶとよさそうだ。

『Balatro』はPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Android/iOS向けに配信中。Nintendo Switch/PS5向けにはパッケージ版も販売されている。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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