『Balatro』、累計500万本売上突破。アプデやコラボにアワード受賞、“中毒性”で一世を風靡し大台達成
パブリッシャーのPlaystackは1月22日、ローグライクデッキ構築ポーカーゲーム『Balatro』の売上が500万本に到達したと発表した。本作はPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Android/iOS向けに配信中だ。
『Balatro』はトランプのポーカーを題材にしたデッキ構築型ローグライクゲームだ。開発はLocalThunk氏が手がけている。本作ではデッキからカードを8枚引き、そこから最大5枚選択してポーカーの役を作る。役やカードの種類によってスコアを得られ、規定ラウンド数以内でステージクリアに必要なスコアを稼ぐこととなる。
本作には、ジョーカーカードやタロットカードといった、スコアを高めるための要素が存在している。たとえば特定のスート(マーク)の倍率が向上したり、数字が1つ離れていてもストレートが成立したりするといった具合だ。カードの強化や条件変更などを組み合わせ、相乗効果で膨大なスコアを叩き出すのだ。
そんな『Balatro』について1月22日、Playstack より売上が累計500万本を達成したことが伝えられた。本作は2024年2月21日(Steam版は2月20日)にリリースされ、すぐさま盛況を博した。発売約1か月経過した3月18日には100万本の売上を達成(関連記事)。昨年12月12日には累計350万本の売上が報告されていたため、1か月ほどで、さらに150万本を売り上げたことになる。
本作については、レーティングが突如変更されたことにより、一時は一部ストアで販売停止となるトラブルもあった(関連記事)。とはいえ各ストアで販売は順次再開。またSteamユーザーレビューでは「圧倒的に好評」ステータスを獲得し、同時接続プレイヤー数でも3万人前後を維持するなど、高い人気を博してきた(SteamDB)。なお本稿執筆時点では、国内からもすべてのプラットフォームで購入可能となっている。
また『Balatro』は無料アップデートにて『ウィッチャー3』『サイバーパンク2077』『デイヴ・ザ・ダイバー』などとコラボを実施。ほかにも昨年12月に開催された「The Game Awards 2024」では「Best Debut Indie Game」をはじめとした計3部門で受賞した(関連記事)。コラボやアワードなど話題にも事欠かず、“高い中毒性”も相まって多くのユーザーの注目を集め続けていたわけだ。
ちなみに開発者のLocalThunk氏は、今後も『Balatro』に向けたアップデートを続けていく意向を示している。詳細はまだ明らかにされていないものの、「ゲームプレイに変化をもたらすアイデア」を実装したいと考えているそうで、こちらの情報公開も気になるところ。『青天井:無限役』などといったフォロワー作品も見られ(関連記事)、2025年に入っても『Balatro』は存在感を発揮していきそうだ。
『Balatro』はPC(Steam)/Nintendo Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Android/iOS向けにダウンロード版が現在配信中。Nintendo Switch/PS5向けにはパッケージ版も販売されている。