新作脱出PvPvEシューター『ARC Raiders』いきなりSteam同接「14万人超」のロケットスタート。『Escape from Tarkov』人気ストリーマーもこぞって集まる

ネクソンは10月30日、Embark Studiosが手がける『ARC Raiders』をリリースした。

ネクソンは10月30日、Embark Studiosが手がける『ARC Raiders』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S。さっそく発売から間もなくして多くのユーザーが詰めかけ、Steamでは14万人を超える同時接続プレイヤー数を記録している。

『ARC Raiders』はPvPvE形式の脱出シューターだ。ソロプレイまたは最大3人でのチームプレイに対応。本作の舞台はARCと呼ばれる謎の機械によって荒廃した未来の地球。プレイヤーは「レイダー」と呼ばれるならず者のガンマンとなり、ARCや敵対するほかのレイダーなどと地表で戦う。戦闘や探索を通じて手にした貴重な物資を、地下居住区「スペランザ」へと持ち帰るのだ。

本作ではこれまで複数のプレイテストが実施され、先日10月17日からは最終プレイテスト「サーバースラム」を実施。Steamにおける同時接続プレイヤー数が約19万人となるなど、大きな注目を集めていた(関連記事)。

そして本日10月30日、ついに製品版のリリースを迎えた。日本時間18時からサービスが開始され、本稿執筆時点ではわずか2時間ほどしか経過していないにもかかわらず、Steamでは14万人以上の同時接続プレイヤー数を記録(SteamDB)。プレイヤー数は増え続けており、まだ数字が伸びることも予想される。またSteamユーザーレビューでは、現時点で218件のうち80%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。『Escape from Tarkov』など本作の競合といえるタイトルと比較しつつ好評とするレビューも投じられており、PvPvE脱出シューターファンを取り入れることにも成功しているようだ。このほかさっそく『Escape from Tarkov』の人気ストリーマーによってプレイされている様子も見受けられる。

ところで、脱出シュータージャンルで採用されることが多いワイプシステムについて、本作では「したい人だけが特定のタイミングでリセット可能になる」という方針をとることが発表されている(関連記事)。またマッチメイキングシステムではソロとチームをなるべく分ける仕組みになっているという(関連記事)。プレイテストを重ねて寄せられたフィードバックを受け止めつつ開発されるなかで、競合作品とは違ったシステム・持ち味も備えているかたちだ。今後どこまでプレイヤー人口を伸ばすのか、またライブサービスゲームとしてプレイされる中で人気と好評が維持されていくのかにも注目したい。

『ARC Raiders』はPC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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