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『どうぶつの森+』海外版にて、“約25年間幻だった家具”がついに入手される。怪お手紙による「任意コード実行」バグで
2002年に海外で発売されたニンテンドー ゲームキューブ用ソフト『Animal Crossing』にて、任意コード実行が可能となる新たなバグが見つかった。

2002年に海外で発売されたニンテンドー ゲームキューブ用ソフト『Animal Crossing』にて、任意コード実行が可能となる新たなバグが見つかった。これまでにも外部ツールを用いた任意コード実行の手法は存在したものの、未改造の実機上かつコントローラー操作のみで再現可能という点で、大きな注目を集めている。このバグにより、通常のプレイでは手に入らなかった“幻のアイテム”の入手も可能となるようだ。
『Animal Crossing』は、2001年にニンテンドー ゲームキューブ向けに発売された「どうぶつの森」シリーズの2作目『どうぶつの森+』の海外版だ。『どうぶつの森+』では初代『どうぶつの森』をベースにさまざまな要素が追加されたほか、フレームレートが向上。日本では2003年に、この海外版『Animal Crossing』からさらに拡張した『どうぶつの森e+』が発売されている。

そして任意コード実行とは、プログラム上の脆弱性を突くことで、任意のコードをゲームに実行させることだ。ゲームにおいては「エンディングを直接呼び出す」といったコードの実行が可能となるケースもあり、昨年ニンテンドー ゲームキューブ用ソフト『ゼルダの伝説 風のタクト』にてこうしたバグが見つかった際には、同作のRTAコミュニティを騒がせていた(関連記事)。
BrianMp16氏は、今回公表されたバグを解説した動画をすでに公開している。紹介された手順としては、まずプレイヤー1のデータで、指定された文字列を入力した手紙を用意して、指定の欄に配置。次に、ゲーム内の日付を任意の年や月の8日にする。そして、たぬきちの「あいことば」に別の指定された文字列を入力し、画面が緑色に一瞬光れば成功。その後は、3Pの接続口に繋いだコントローラーでデバッグ画面を呼び出すことで、任意のアイテムの生成を含む、さまざまな操作が可能になるという。

なお本作には、通常のプレイでは手に入らない、特殊なファミコン家具が4種類収録されている。一部のプレイヤー間では「Forbidden Four(禁断の4つ)」とも呼ばれてきたこれらの家具では、それぞれ『マリオブラザーズ』『アイスクライマー』『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』を実際に遊ぶことができる。

このうち、『マリオブラザーズ』と『アイスクライマー』の家具については、これらを入手するための「カードe」が発売されたものの、残りの『スーパーマリオブラザーズ』と『ゼルダの伝説』に対応するカードeが発売されず、通常は入手が不可能であった。今回の手法によりこうしたアイテムについても、外部ツールによる改造などをせずとも入手が可能となったわけだ。BrianMp16氏は概要欄で、25年近く探し求めてきた夢がついに叶ったと興奮を綴っている。
BrianMp16氏によれば、このバグは約1ヶ月前にpowmia99というプレイヤーが見つけたものだそうだ。その後、Cuyler氏が実現に向けて協力してきたという。また、同じく検証に参加してきたと名乗るHunter R.氏も、本件をXにて公表。なお本作では過去2018年にも任意コード実行のための手法が見つかっていたものの、外部ツールを用いてメモリーカード内のデータを加工することでおこなわれるものだった。一方で、今回の手法は未改造の実機上で再現可能。外部ツール等も必要とせず、コントローラー操作のみでおこなえることを確認しているほか、セットアップの手法も確立しているという。そのためHunter R.氏は本作だけでなく、ニンテンドー ゲームキューブの技術コミュニティ全体にとって大きな発見であるとの見方を示している。
なおHunter R.氏も今後解説動画を投稿する予定だとしつつ、その間にもRTA走者やクリエイターたちが、今回のバグで何ができるのかを披露し始めるだろうと説明。このゲームでもっともエキサイティングかつ壊れたバグだと伝えている。
ただし前述したように、こうしたバグの存在はRTAの環境を大きく変える可能性があり、作品によっては新たにレギュレーションが設けられるケースも存在する。今回の発見をきっかけに、コミュニティではどのような動きが生まれるのか注目したい。
【UPDATE 2026/10/8 17:08】
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