『League of Legends』の対戦格闘ゲーム『2XKO』は初期10キャラと少なめリリース予定。すばやいリリースを優先

Riot Gamesは格闘ゲーム『2XKO』について、公式Discordサーバーにて質疑応答をおこなった。回答によると、リリース時には10キャラでの展開を予定しているようだ。

Riot Gamesは格闘ゲーム『2XKO』について、公式Discordサーバーにて質疑応答をおこなった。それによると開発とリリース日の兼ね合いにより、最初は使用キャラを10人に絞った状態でのローンチとなるようだ。

『2XKO』は、『League of Legends』(以下、LoL)の世界観を採用する、基本プレイ無料の対戦格闘ゲームだ。リリースは2025年を予定している。本作にはダリウスやエコー、アーリ、ヤスオなどのチャンピオンが参戦。2対2のタッグ制が採用されており、試合中はキャラをソロで切り替えながらプレイすることも、2人のプレイヤーでチームを組み、それぞれのキャラを担当してプレイすることもできる。

本作については3月28日にプレイテスト「アルファラボ 2」の実施、およびその詳細が発表された。4月18日より開催されるアルファラボ 2では、新たにジンクスが使用可能に。そのほかパークのようなかたちでプレイスタイルに影響を与えるシステム「ヒューズ」についても、新ヒューズ追加と、既存ヒューズの調整が実施される。なお現時点で日本はアルファラボ 2の対象外となっているが、今後追加でプレイテストの実施地域が拡大予定とのことだ。

これらの発表にあわせ、『2XKO』公式ディスコードサーバーでは、開発者によるQ&Aがおこなわれた。そのなかで、「リリース時には何体のキャラが使えるようになるか」という質問に対し、ゲームディレクターのShaun Rivera氏が回答した。

Rivera氏によれば、リリース時には10人のチャンピオンをプレイアブルキャラとして実装するようだ。なお『LoL』には現在170体ものチャンピオンがおり、その17分の1と考えると少ないように思える。また他の格闘ゲームと比較してもその数は少なめだ。たとえば『ストリートファイター6』ではリリース時には18人のキャラが使用可能で、『ギルティギア ストライブ』では初期15キャラ。4月24日にリリースが予定されている『餓狼伝説 City of the Wolves』では初期17キャラとなることが発表されており、10体という初期キャラの少なさが見てとれるだろう。

しかしこのことについてRivera氏は、多くのチャンピオンを収録してリリース日が遅れてしまうことと、より早くリリースすることを天秤にかけた結果、早期のリリースを優先することにしたのだという。

またRivera氏は、前述のヒューズ要素について言及。ソロ/デュオプレイにおける各キャラとヒューズの組み合わせを加味すれば、当座はプレイヤーが遊ぶにあたって十分な深みを提供できるとの見通しを立てているようだ。さらにライブサービスにて展開される本作では、順次新チャンピオンを追加できたり、ゲームプレイのアップデートも配信可能だ。そのため、コンテンツの拡充よりもまず、リリースを優先したかたちだろう。

なお『2XKO』参戦キャラについては現在、アーリ、ブラウム、ダリウス、エコー、イラオイ、ジンクス、ヤスオの7キャラの詳細が明らかになっている。残り3キャラが誰になるかはまだ発表されていない。正式なリリース日がいつになるか、残り3キャラが誰になるのかも含めて、続報を心待ちにしたい。

2XKO』は、PC/PS5/Xbox Series X|S向けに、基本プレイ無料にて2025年配信予定。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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