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上級騎士なるにぃ氏、クラファン5000万円集めて開発難航ゲーム『誓いノ淵』を巡り“殺害予告”まで受ける事態に。支援者への「お人好しタイプ」発言で批判激化するなかで
YouTuberの上級騎士なるにぃ氏は、『誓いノ淵』の今後の方針などについて説明した新たな動画を公開。一部発言が物議を醸すなか、本日10月26日に同氏は殺害予告や自宅の爆破予告が届いていることを報告している。

考察系YouTuberの上級騎士なるにぃ氏(以下、なるにぃ氏)は10月23日、2023年のクラウドファンディングキャンペーンで約5000万円を集めて開発されているゲーム『誓いノ淵』について、開発が難航した経緯や今後の方針について説明する動画を公開。動画での一部発言が物議を醸すなか、本日10月26日に同氏は殺害予告や自宅の爆破予告が届いていることを報告している。
なるにぃ氏は、おもに『ダークソウル』などを題材にゲームの考察を行っているYouTuberだ。ゲームのプレイ動画に合わせて、その作品の世界観やストーリーをなるにぃ氏が独自の視点から解説を行うスタイルで動画投稿を続けている。独創的な解釈と語り口が人気を集め、記事執筆時点では、YouTubeチャンネルの登録者数は約60万人におよぶ。

そんななるにぃ氏は2023年、自身もゲーム制作に参戦すると表明。ダークファンタジーアクションゲーム『誓いノ淵』を発表し、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」にて制作資金を募った。同プロジェクトは注目を集め、募集開始から4日で目標金額の3000万円に到達。最終的に5000万円以上の支援金を集めて、2024年発売予定として制作が開始された。
しかし『誓いノ淵』は2024年内には発売されず、発売日未定のまま延期が実施された。そして昨年2025年の12月31日に、なるにぃ氏は『誓いノ淵』の開発状況について報告する動画を公開。本作のディレクター兼プログラマーを務めていたゴブロー氏がプロジェクトから離脱し、制作が暗礁に乗り上げてしまったと説明された。今年3月には、開発はいろいろ動いてはいるとしつつ、今の構想を全部やるなら今の10倍の予算が必要だとして、要素を削ぎ落して本当に作りたい部分はどこかを整理しているといった報告もおこなわれていた。
そんななるにぃ氏が今回新たな動画で、改めてゴブロー氏が離脱した経緯について説明。また数か月前から『誓いノ淵』はあるゲーム会社と開発協力について相談を進めており、最終審議段階にあると明かした。また『かまいたちの夜×3』『428 封鎖された渋谷で』などさまざまな作品に携わってきたベテランクリエイターの長井知佳氏がシナリオの監修を務めることも報告。この半年間の進捗報告として、これまでよりも現実的といえる開発の目途が立ってきたとした。
そしてなるにぃ氏は、返金を希望するクラウドファンディングキャンペーンの出資者に対しての返金対応についても説明している。すべてのお金を開発資金に回しているため今すぐ全額は用意できないとしつつも、同氏個人のお金を毎月会社に入れて、そのお金で希望者への返金をおこなっていくという。ただし捻出できるのは毎月5万円が限界だそうで、返金希望者の人数にもよるものの、全員に返金しきるにはかなりの時間がかかるかもしれないと伝えた。
そのうえで動画では返金希望者へのメッセージも語られた。まずなるにぃ氏は返金希望者に対し、「5年前(原文ママ)にクラファンに投資してくださって、本当にありがとうございます」とお礼を伝え、だからこそ返金を申し込む際に“2つの意味で罪悪感を覚える人”が多いのではないかとの考えを示した。
というのもなるにぃ氏は、赤の他人にもかかわらず投資してくれた出資者には優しい人も多くいたと考えており、特に今返金を希望して怒っているような人は間違いなくいい人だと見立てているという。続けて同氏は「多分結構お人好しタイプ多いんじゃない?」と発言し、出資者や返金希望者について「乗せられてほだされてつい助けちゃう自己犠牲精神強い人」「そしていつの間にかテイカーにたかられて損してる人」ではないかと推測。同氏は自身も同じタイプであり気持ちがわかるとしつつ、「気にせんでよって先に言っておきたいんです」と伝えた。
またなるにぃ氏は返金をやめさせたいわけじゃないとしながら、クラファンのときに希望を重ねてくれた出資者は返金を申し出た時点で「また騙された」「また無駄になった」といった考えを抱いたり、自分のことを責めてしまったりして、いろんな意味で落ち込むのではないかとの持論を展開。そう思う必要はまったくないとし、同氏はクラファンの出資者からはお金だけではなく希望も受け取ったと述べている。たとえ出資者が『誓いノ淵』に失望してしまったとしても、当初受け取った希望を忘れることはなく、必ず一緒に同作に込めると表明。返金についてまだ総額が見当もつかず、いつになるかは何とも言えないとしつつも、同氏ができる範囲で責任をもって対応していくことを伝えた。
こうした、クラウドファンディングの返金希望者に対するメッセージは、かえってなるにぃ氏に対する批判を強めることになった。YouTubeのコメント欄などには批判の声があふれかえっている。『誓いノ淵』についてはそもそも計画が大きく遅延し、また出資額の大半が費やされたうえで開発が仕切り直しとなった状況にかねてより厳しい批判が寄せられていた。今回の動画では開発に向けての進展が報告されたものの、依然として完成までの先行きは不透明といえる。そうしたなかでプロジェクトの責任者であるなるにぃ氏自身が返金希望者を「お人好しタイプ」などと評し、その心情を推し量る発言をしたことはさらに強い反発を招いているようだ。
一方でなるにぃ氏は、自身のXアカウントにて、殺害予告や自宅への爆破予告まで届いていると報告。こうした脅迫については、弁護士と相談のうえで、警察にも届け出るとしている。混乱が深まるなかで、動画で報告されたような返金対応や、『誓いノ淵』の開発が進められるかどうかは注目されるだろう。
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