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「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」のCEROレーティングがAからBに引き上げ。全年齢向け「Nintendo Classics」、なくなる
「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」のCEROレーティングが今までのA(全年齢対象)からB(12歳以上対象)に引き上げとなった。『メタルスラッグアドバンス』追加の影響と思われる。

任天堂は10月14日、「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」向けに『くるりんパラダイス』『メタルスラッグアドバンス』『モンスターファームアドバンス』の3タイトルを追加した(関連記事)。それに合わせるかたちで「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」のCEROレーティングが今までのA(全年齢対象)からB(12歳以上対象)に引き上げとなった。Nintendo Storeの商品ページの詳細情報より確認できる。
「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」(旧ゲームボーイアドバンス Nintendo Switch Online)は、2001年に任天堂から発売された携帯ゲーム機「ゲームボーイアドバンス」のタイトルをNintendo Switch/Nintendo Switch 2で楽しめるオムニバスソフトだ。
「Nintendo Classics」はNintendo Switch Onlineの加入者向けに提供されているクラシックゲームのサブスクリプションサービスで、ゲームボーイアドバンスのほかにファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ゲームボーイ、NINTENDO 64、メガドライブ、ニンテンドーゲームキューブ、バーチャルボーイの専用ソフトが展開されている(メガドライブのみ「Nintendo Switch Online」表記)。

Nintendo Switch Online加入者であればファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ゲームボーイは追加料金なしで楽しめるが、ほかのハードは「Nintendo Switch Online + 追加パック」への加入が必須となる。対応ハードでは、どこでもセーブや巻き戻しといった便利機能をはじめ、ローカル通信およびオンライン通信での2~4人プレイにも対応しており、当時よりも遊びやすくなっている。
そんな「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」のレーティングがそれまでのAからBに引き上げられた。引き上げの要因は任天堂公式サイトのタイトル別情報、「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」内の情報からは確認できないが、『メタルスラッグアドバンス』の追加が考えられる。

『メタルスラッグアドバンス』は2004年にSNKプレイモア(現SNK)より発売されたアクションシューティングゲームで、アーケード向けに発売された『メタルスラッグ』シリーズのゲームボーイアドバンス向けオリジナル作品だ。南海の孤島を舞台に、特殊工作部隊ペルグリン・ファルコンズ(通称PF隊)の入隊候補兵「ウォルター」と「タイラ」が模擬戦闘訓練に挑むというストーリーで、シリーズ伝統の重厚なドット絵と躍動感のあるアクション、アイテムの効果やキャラクター性能などに変化をもたらす「メタスラカード」が特徴となっている。中古市場においては数万円で取引されているプレミアタイトルでもある。

本作のレーティングは「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」内のパッケージアートワークにおいて、「全年齢対象」と記されているが、この表記は2006年3月以前、CERO設立当初のものであり、同年3月以降から2026年現在においてはA・B・C・DおよびZの英文字を出す形が主流になっている。そして、2006年3月以降の区分において『メタルスラッグ』シリーズはBのレーティングに引き上げられ、コンテンツディスクリプターアイコン「暴力」が付くようになった。

実際に2008年にニンテンドーDS向けに発売された『メタルスラッグ7』、2009年にPlayStation Portable向けに発売された『メタルスラッグXX』もBが付けられている。またCEROの審査対象外となるアーケードゲームの移植版『アケアカNEOGEO メタルスラッグ』もレーティングはB。ほかのアケアカNEOGEOの『メタルスラッグ』シリーズのレーティングも同様となっている。


さらに、CERO公式サイトの「タイトル検索」で『メタルスラッグ』を検索すると、確認可能な2004年4月以降に審査されたすべてのタイトルがレーティングBであり、コンテンツディスクリプターアイコン「暴力」が付いていることを確認できる。「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」のレーティングが変更されたタイミングを見ても、『メタルスラッグアドバンス』が影響した可能性は高いと言えるだろう。

なお、「Nintendo Classics」シリーズにおいて唯一、Aのレーティングが付与されていたのは「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」だった。ほかのファミリーコンピュータ、スーパーファミコン、ゲームボーイなどのハードのレーティングはBで、NINTENDO 64に関してはC(15歳以上対象)かつ、「NINTENDO 64 Nintendo Classics 18+」はZ(18歳以上のみ対象)となっている。
2023年2月の配信開始以来、3年以上にわたってAを維持し続けてきた「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」であるが、ついにこのたび引き上げとなった格好だ。それと同時に「Nintendo Classics」シリーズでAのレーティングが付与されたタイトルも無くなるかたちとなった。

なお、執筆時点で「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」で配信されていないレーティングがBのタイトルとしては『タクティクスオウガ外伝』『ナポレオン』などが存在する(『ナポレオン』はWii Uバーチャルコンソール配信時に付与)。『メタルスラッグアドバンス』ではなく、それらのタイトルのいずれかが追加されていた場合もレーティング引き上げは確実だったと考えられることから、今回の出来事は既定路線であったと言えるだろう。
いずれにせよ、今回の『メタルスラッグアドバンス』の追加で、今後の「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」向けに配信されるタイトルのバリエーションは広がっていくと思われる。次なる追加タイトルがどのようなものになるのか、将来の発表が注目されるところだ。
「ゲームボーイアドバンス Nintendo Classics」は「Nintendo Switch Online + 追加パック」加入者限定ソフトとしてNintendo Switch/Nintendo Switch 2向けに配信中。加入者であれば無料でダウンロード可能だ。
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