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Steam壮絶ADV『泣き叫ぶ雁』に日本語フルボイス実装へ。“暗すぎて賛否真っ二つ”過酷物語を、日本語吹き替えで楽しめるように
2P GamesとZerocreationGameは9月20日、『泣き叫ぶ雁』の日本語フルボイスを9月中に実装すると発表した。

パブリッシャーの2P GamesとデベロッパーのZerocreationGameは9月20日、『泣き叫ぶ雁』の日本語フルボイスを9月中に実装すると発表した。キャストの情報は今後数日間で順次明かしていくとのこと。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)。
『泣き叫ぶ雁』は17世紀中盤、中国・明王朝の滅亡期の混乱を題材にしたノベルアドベンチャーゲームだ。主人公の「方知宥(ホウ・チユウ)」は小説家を志す書生である。そんな方知宥は幼なじみの女性が突然自殺したことで精神的衝撃を受け、一部の記憶を喪失。さらに、ときおり人の顔が獣に見えるという奇妙な病を患ってしまった。
そしてある日、方知宥が住む街は軍隊の襲撃を受ける。虐殺を繰り広げる軍の兵士たちはみな、獣の顔をしていた。逃げ惑う方知宥は混乱の中で、死んだ幼なじみに瓜二つの少女「小雁(シャオエン)」に出会う。次々と人が殺されていく過酷な状況の中、方知宥は小雁を守りつつ生き延びることを決意する。

『泣き叫ぶ雁』の物語は、戦火に見舞われた現実編と、平和だった過去編を交互にプレイするダブルストーリー制となっている。幼なじみの自殺がトラウマとなっている方知宥は、軍が虐殺を続ける様子を目にしたことでさらなる精神的衝撃を受け、それをきっかけに少しずつ昔の記憶がよみがえっていく。プレイヤーは多数の死亡エンドが存在する過酷な現実と、まだ幼なじみが生きていたころの過去を行き来し、失った記憶の真相に迫りながら虐殺の日々を生き抜いていく。
また本作はダブルヒロイン制を採用している。幼なじみの女性「蘇憐煙(ソ・レンエン)」と、主人公と親しいもうひとりの女性「林翩翩(リン・ヘンヘン)」がメインヒロインだ。ヒロインはふたりとも遊女だが、蘇憐煙は深い教養を売り物としており、客と寝ることはない。一方の林翩翩は貧しい生まれで、最下層の娼婦としてなんとか生計を立てるなか、持ち前の美貌によって上級遊女に成り上がっていった人物だ。ふたりはそれぞれの経緯で主人公と親しくなり、物語ではそんな対照的なふたりと主人公が織りなす三角関係が描かれていく。


『泣き叫ぶ雁』は2026年4月に発売された。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で、約8200件中58%が好評とする「賛否両論」ステータスとなっている。本作は高評価を得た作品『飢えた子羊』の開発元による新作として注目され、多くのユーザーを集めた。前作のキャラクターたちが登場し、その後を知れる点は総じて好評だったが、作品単体としては評価が分かれているかたちだ。
本作では物語の開始時点ですでにメインヒロインのひとりが亡くなっており、もともと明るい展開に進むのは難しい設定となっている。ユーザーからは、緊迫感のある描写やヒロインの魅力などは評価されつつも、もう少し救いのある展開にしてほしかったという声が多く寄せられたようだ。開発元より「“暗すぎる物語”への批判が多かった」として、アップデートで本編とは別の可能性をうかがえる追加シナリオが実装された一幕もあった(関連記事)。
そんな『泣き叫ぶ雁』に日本語フルボイスを実装する無料アップデートが、9月中に配信予定と発表された。あわせて、ローカライズに関する不具合の修正も実施されるそうだ。キャストについてはこれから数日かけて順次発表していく予定とのこと。発表ではまず、サブキャラクターの「瓊華(ケイカ)」を立石凛さんが担当することが明かされている。bilibiliでは立石凛さんが本作を紹介するメッセージ動画も公開されているため、興味のある方はチェックしてみるとよいだろう。
『泣き叫ぶ雁』はPC(Steam)向けに配信中だ。現在セールが実施されており、10月1日まで定価の25%オフとなる税込1575円で購入可能。
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