ソウルライクTPS『レムナント2』は日本で好調、販売元がとても喜ぶ。前作超えペース、ただしローカライズの改善も検討


パブリッシャーのGearbox Publishingが7月26日に発売した『レムナント2(Remnant II)』は、わずか4日間で売上100万本を突破したことが伝えられている。Gearbox Publishingによると、本作は日本国内でも好調な売れ行きを見せているという。


『レムナント2』は、Gunfire Gamesが手がけるソウルライクTPS『レムナント:フロム・ジ・アッシュ(Remnant: From the Ashes)』(以下、レムナント)の続編だ。舞台となるのは恐ろしいクリーチャーが蔓延る終末世界。生き残った人類は“現実”の破壊を阻止するため未知の世界を探索し、どう猛なクリーチャーや神の如きボスに立ち向かうことになる。ゲームプレイ面では、ハイペースなTPSバトルと奥深い探索要素が特徴。武器には、ライフルから重火器、近接武器まで多彩な装備を入手できる。プレイヤーはそれぞれ独自のスキルとパークのセットがある多種多様なアーキタイプ(クラス)を選択し、自分なりのプレイスタイルを実現可能だ。

本作は日本時間7月26日の発売直後から、Steamにて多数の同時接続プレイヤー数を集める好調なスタートを切った。最大同時接続プレイヤー数は11万856人を記録しており、その後も数万人のプレイヤー数を維持している(SteamDB)。また8月1日には本作の売上が100万本を突破したことが明かされた(関連記事)。


本作は評価についても上々であり、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューでは1万5000件以上のうち81%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。持ち味となるランダム性の高さのほか、アーキタイプの違いによる多彩なビルド構築や、個性的なボスたちとの戦闘などが評価を受けている。前作から正当進化を遂げたといった声もあり、前作ファンからも好評なようだ。ちなみに前作の売上は2021年12月時点で300万本以上を記録。日本でもX(旧Twitter)にて「レムナント2」のワードがしばしばトレンド入りすることも。日本での売上は正直どうなのか。Gearbox Publishingに訊いてみた。

Gearbox Publishingによると、本作は日本国内でも好調な売れ行きを見せており、すでに前作の国内売上を上回りそうな勢いだという。この結果には同社も喜んでいるそうだ。理由としては、前作『レムナント』がEXNOA(DMM GAMES)により国内展開されたことでファンベースを築かれていた点が、特に『レムナント2』の初動の売上に貢献したと見ているそうだ。またゲームとしての進化や魅力もまた人気の理由ではないかと推測している。

一方で、本作の日本語ローカライズの質は正直高いとはいえない。改善予定はあるのかも訊いてみた。回答によると、Gearbox Publishingは常にコミュニティからのフィードバックを受け止めており、日本語テキストの改善も含めて今後もアップデート・サポート内容が検討されていくとのこと。日本語の改善を求める場合は、なにかしらサインを出していくことが重要かもしれない。


なお本作に向けては先日8月5日に初の本格的なアップデートが実施。かねてより海外掲示板RedditやSteam上の本作フォーラムなどに寄せられていたプレイヤーのフィードバックも反映された内容となっていた(関連記事1関連記事2)。ちなみに8月6日にRedditでは本作のゲームディレクターDavid Adams氏によるAMA(Ask Me Anything・なんでも聞いて)が実施。同氏がプレイヤーのさまざまな質問に答えつつ、「DLCでは新アーキタイプが実装予定」「クロスプレイの実装に向けて積極的に取り組んでいる」といった情報を明かしていた。


国内外で好調な売れ行きを示す『レムナント2』。本作に向けては今後3種類のDLCが配信予定。新たなストーリー要素、クリーチャー、マップ環境などを実装する内容になるという。3種類すべてのDLCが発売後1年以内に実装される見込みだそうだ。こちらの続報にも注目したい。

『レムナント2(Remnant II)』はPC(Steam/Epic Gamesストア)およびPS5/Xbox Series X|S向けに発売中だ。またPS5向けパッケージ版が9月26日より発売予定。各ストアで予約受付中だ。